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ギデオンの軍団!

R. L. ハイマーズ神学博士 著

ロスアンゼルスのバプテストタバナクル教会にて
2018年6月24日、主の日の晩の説教

GIDEON’S ARMY!
(Japanese)

by Dr. R. L. Hymers, Jr.

A sermon preached at the Baptist Tabernacle of Los Angeles
Lord's Day Evening, June 24, 2018

“そのとき、主はギデオンに仰せられた。「あなたといっしょにいる民は多すぎるから、わたしはミデヤン人を彼らの手に渡さない。イスラエルが『自分の手で自分を救った。』と言って、わたしに向かって誇るといけないから。”(士師記第7章2節、新改訳)

これは単純明快なストーリーです。 しかし、それは非常に重要なストーリ-なのです。 ギデオンは、大いなる背教の時代に生きた若者でした。 それは直ちに私達の注目を得るべきです、なぜなら、今日私達は、この世の終わりの大いなる背教の時代に生きているからです。

I. 最初に、背教。

イスラエルの人々は、神の御前に悪を行いました。 そして神は、彼らをミデアン人の奴隷とさせる事によって民を裁かれました。 彼らはイスラエル人の敵でした。 イスラエルの人々は、それらの野蛮なミデアン人から撤退しました。 彼らはほら穴で不信のミデアン人から身を隠しました。 ミデアン人は非常に強く、イスラエル人の農作物を滅ぼしました。 彼らはイスラエル人の羊や牛、そしてろばを奪いました。 イスラエル人は打ち負かされ、絶望的でした。 そうして彼らは主に向かって叫びました。

そうして神は、ギデオンに来られました。 神は、ギデオンがミデアン人から隠れている時に、彼に来られました。 そして神はギデオンに、“勇士よ、主があなたと一緒におられる。”(士師6:12)と言われました。

私が、サンフランシスコ市の北にあるリベラル主義の、聖書を拒否する神学校に通っていた当時、私は勇士ではありませんでした。 私はか弱い、バプテスト教派の若い説教者でした。 しかし、私が神学校で目にした事は、近代の福音主義について私を非常に怒らせました。 彼らは聖書の神を信じていませんでした。 神を束縛しようとし、思考や生活を神に支配される事を望まないミデアン人によって、教授達はコントロールされたのです。

デイビッド・F・ウェルズ博士(Dr. David F. Wells)は、現代の福音主義派の堕落についての重要な本を書いています。 それは、『No Place for Truth: or Whatever Happened to Evangelical Theology?』(Eerdmans, 1993)と題する本です。 ウェルズ博士は、「福音主義の世界は、積極性を失っている」(p. 295)と語っています。 福音主義教会は、積極的なクリスチャンとさせるように教会員に刺激を与えません。 彼らは温和で、か弱く、利己主義であり―周りの人々の彼らに対する意見を恐れ、堂々と意見を述べません。 今日、教会がリフォームされ活気づく事を望む福音主義の支配者層は戦うでしょう。 ウェルズ博士は、「福音主義の世界では、服従は強い力である。 そして、それは直ちに単独の反対者達を抑える。」(p. 295)と語っています。

私が通った神学校では、彼らの不信を私に順応させようと懸命に試みました。 彼らは、私が聖書を弁護し続けるなら、私は決して南部バプテスト教会の牧師にはなれないだろうと言いました。 私は彼らに、「それが犠牲となるなら、私は牧師になりたいとは思わない」と答えました。

私はその為に全てを失いました。 何を失わなければならなかったのでしょうか? 私に必要な物全てを、私はすでに失くしました。 南部バプテストには私の求めるものはもう何もありません。 私はその宗派を嫌いました。 私はその神学校を嫌いました。 私を支援してくれない自分の教会をも嫌いました。 私は自分の人生を嫌いました。 私はイエスと聖書の他は、全て嫌いました。 私は夜一人で外へ出ました。 私は歩き続けました。 そうでなかったなら、私は正気を失うような気がしたからです。

ある晩、私は寮の自分の部屋でやっと眠りにつきました。 神御自身が私を起こされました。 寮はとても静かでした。 物音一つありませんでした。 私は夜半に外へ出ました。 寮のすぐそばの丘の上に立つと、湾の向こう側にサンフランシスコの街灯が見えました。 風が私の髪の毛を、そして私の服を吹き抜け、身体の芯まで冷え切りました。 そして風になびかれ、神が私に、「この夜をあなたは決して忘れる事は無いであろう。 あなたは私を満足させる為だけに説教するであろう。 そして、あなたは恐れる事無く、私の為だけに説教するであろう。 私はあなたと共にいる」と仰せられました。

私は、それが私への説教者としての使命であった事を知りました。 それ以前は、私はボランティアだったのです。 そこで私は、神から使命された説教者となりました。 全ての大胆不敵な説教者は、彼らが真実を話す事に、神が信頼できる前に、そのような危機を体験しなければならないと私は確信します。 高まった感情などはありませんでした。 単に、「あなたが告げなければ、誰もそれを告げないであろう。 そして、それは何としてでも説教されなければならない―そして、他の人達はそれを説教する事を恐れている。 それゆえ、あなたが為さなければ、誰も為さないであろう。 もしくは、彼らはそれを適切に告げないであろう」と告げられました。 私の心にそれらの思いの印がしっかりと押されて、私は寮に戻りました。 W・A トーザー博士は、『The Gift of Prophetic Insight』と題するエッセーでこう書いています;「彼は、神の御名によって、相反し、訴え、抗議するであろう。 そして、キリスト教世界の大部分から強い反感や対立を受けるであろう。 しかし、彼は息ある者を物ともしないであろう。 ですから、ボブ・ジョーンズ3世は、私は「態度や気迫においては、旧約聖書の預言者の様である」と語ったのでしょう。 これについての詳しい説明は、私の自叙伝『Against All Fears』を読んで下さい。

私の深夜での神との体験は、ギデオンのような人物を、私によく理解させました。 神はギデオンに、“勇士よ。 主があなたといっしょにおられる。”と言われました。 私はギデオンの様では全く無いけれど、私は少なからず、ここでギデオンが理解できます。 ギデオンは、“主は私たちを捨てて、ミデヤン人の手に渡されました。”(士師6:13)と言いました。

ギデオンは、ふさわしくない、また不可能と感じました。 モーセのように、ギデオンは言い訳をしました。 この最後の時代の背教の真っただ中に、私達は生きています。 私達は、新福音主義なるミデヤンの誤った宗教と戦うには、匹敵しない、また不可能と感じます。 背教はあまりにも深刻です。 福音主義なるミデヤン人達の力はあまりに強大です。 私達は、聖書を、そして聖書の神を、このような背教から救う事は出来ません。

II. 二番目に、聖書の神は、未だ生きている!

神は、“主であるわたしは変わることがない。”(マラキ3:6)。 そこで神の霊がギデオンに降りて来られました。 主は、ミデヤン人に対して挑むイスラエル人の群衆をかき集めたメッセンジャーを送られたのです。

“それで、エルバアル、すなわちギデオンと、彼といっしょにいた民はみな、朝早くハロデの泉のそばに陣を敷いた。ミデヤン人の陣営は、彼の北に当たり、モレの山沿いの谷にあった。そのとき、主はギデオンに仰せられた。「あなたといっしょにいる民は多すぎるから、わたしはミデヤン人を彼らの手に渡さない。イスラエルが『自分の手で自分を救った。』と言って、わたしに向かって誇るといけないから。今、民に聞こえるように告げ、『恐れ、おののく者はみな帰りなさい。ギルアデ山から離れなさい。』と言え。」すると、民のうちから二万二千人が帰って行き、一万人が残った。”(士師7:1-3)

神はギデオンに、“あなたといっしょにいる民は多すぎる”と言われました。 行って“恐れ、おののく者はみな帰りなさい。 ギルアデ山から離れなさい。” (士師7:3)と告げるように言われました。

二万二千人が戻って行きました。 一万人がギデオンと残りました。 そのような事が私達にも起こりました。 私達が、レ・コンテ中学校で集まっていた時、私達の教会は1100人にも増えました。 しかし、彼らの大部分はイエスの為に人生を危険にさらすことを恐れました。 教会を去って行った他の人達は、「楽しみ」―もしくはセックス―もしくはドラッグを求めて行きました。 それらの去って行った人達は、イエスによる種蒔きの譬で示されています。 ルカの福音書第8章10-15節で、その譬が説明されています。 最初の人達は、神の御言葉を聞く人達で、悪魔が来て、“彼らが信じて救われることのないように、”(ルカ8:12)言葉を心の中から取り出します。 私達は毎週のようにそれを目にします。 彼らは席に座り、説教に耳を傾けず、自分達のiPadを眺めています。 あるいは、彼らは目を閉じて他の事を考えています。 神の言葉は彼らに何の影響も与えません。 なぜなら、彼らは悪魔に自分達の心からそれらの言葉を持ち去らせているからです。

二番目は、喜んで御言葉を聞く人達です。 しかし、彼らはキリストに根付いていないのです。 ですからしばらくは信じているように思えます。 しかし、彼らが誘惑されると、去って行くのです。

三番目の人達は、御言葉を聞き、そして、出て行く人達です。 彼らは、この世の心づかいや富、そして快楽によって妨げられ、“実が熟するまでにならないのです。” J・バーノン・マックギー博士は、それらの三つの種類の人達は決して回心していなかったと言いました。 それらは、過去に私達の教会を去って行った人達を描写しています。彼らの生活が、彼らの誰もが回心していなかった事を示しています。 彼らは単に私達の教会の交わりと楽しさの為にやって来たのです。 しかし彼らは試練の時になると、去って行きました。 なぜなら、彼らは悔い改めず、新たに生まれなかったからです。 彼らは、ギデオンを助ける為にやって来たけれど、際立ち、神の兵士、そして十字架の兵士、となるのを恐れた二万人の人達を描写しています!

“そのとき、主はギデオンに仰せられた。「あなたといっしょにいる民は多すぎるから、わたしはミデヤン人を彼らの手に渡さない。イスラエルが『自分の手で自分を救った。』と言って、わたしに向かって誇るといけないから。”(士師7:2)

しかし、それでも民は多すぎたのです。 神はギデオンに、“民はまだ多すぎる。 彼らを連れて水のところに下って行け。 わたしはそこで、あなたのために彼らをためそう。”(士師7:4)。 “モレの山沿いの谷”(士師7:1)は、非常に熱く、イスラエル人達は喉が渇きました。 ほとんどのギデオンの兵士達は、水に向かって走り、頭を垂れ、水に両手を延ばし水をがぶ飲みしました。 “そのとき、口に手を当てて水をなめた者の数は三百人であった。 残りの民はみな、ひざをついて水を飲んだ。”(士師7:6)。 ほとんどの兵士達は、のどが渇き水に頭を垂れ手を突っ込みました。 しかし三百人の者達だけが水をすくって手から飲みました。 彼らはミデアン人に警戒するように、頭を挙げていなければならなかった事を知っていたからです。

“そこで主はギデオンに仰せられた。「手で水をなめた三百人で、わたしはあなたがたを救い、ミデヤン人をあなたの手に渡す。残りの民はみな、それぞれ自分の家に帰らせよ。」”(士師7:7)

今晩、ギデオンに従う三百人についての話はそれまでにします。 “そこには、ミデヤン人や、アマレク人や、東の人々がみな、いなごのように大ぜい、谷に伏していた。 そのらくだは、海辺の砂のように多くて数えきれなかった。”(士師記7:12)。 その夜、神はミデアン人の強大な軍隊をギデオンの三百人に渡されました。 ミデアン人達は急いで逃げ去りました。 そしてイスラエル人はミデアン人の首長オレブとゼエブを捕らえ、彼らの首を切り、ギデオンに持ち帰りました(士師記7:25参照)。 神により、わずか三百人の兵士の少数のグループで勝利を獲得したのです!

これが今晩の私達への教訓です。 今日多くの教会は、人数だけに関心を持つ牧師達によって導かれています。 これらが福音主義のミデアン人です。 彼らはより多くの人達が出席する事が必要であると考えています。 しかし、彼らには力がありません。 ギデオンとわずかな信仰深い兵士のグループについて考える事は、そのような説教者達にとって益となるでしょう。

ジョナサン・S・ディッカーソン(Jonathan S. Dickerson)は、『The Great Evangelical Recession 』(Baker Books)という素晴らしい本を書いています。 彼は統計を挙げています。 今日の若者達の7%だけが福音主義のクリスチャンであると自称しています。 45パーセントの福音主義派のクリスチャン達は、二十年先には死んでしまうでしょう。 それは、若い福音主義派のクリスチャンの数が7%から、「4%もしくはそれ以下に―新たな弟子達が再生されない限り」(同書、p44)減少するという事です。

なぜ教会の若者の数がそんなにも下降するのでしょうか? なぜなら、彼らは生きたキリスト教によってチャレンジされていないからと私は確信します。 私達の目標は何でしょうか? 私達の教会の目標は、キリストの為に、若者達の潜在能力を最大限に発揮できるように支援する事です。 私達はこの教会で、ギデオンの兵士達の様に、若者達のグループを育て上げる為にここにいるのです。 若者達が私達の教会へ来て、イエス・キリストの弟子になる事を支援する為に、私達はここにいるのです。 私達が、キリストの軍隊に入隊してほしいのは若者達です。 彼らは何かにチャレンジする気のある若者達です。 イエスはこのように言われました。

“だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、自分の十字架を負い、そしてわたしについて来なさい。”(マルコ8:34)

どんな犠牲がそれにかかろうとも、イエスに従う事に興味の無い人達は除外すべきです。 幼児のように世話を焼く人達を、私達は、「テイカー(取る人)」と呼びます。 「テイカー」は、自らを捨てたくない人達です。 彼らは何もイエスに与えようとしません。 絶えず世話をしてほしいと思うなら、この教会はあなた方にふさわしくありません。

私の妻イレアナは、わずか16歳の時に教会にやって来ました。 彼女は三週間以内に教会へは自分一人でやって来ました。 彼女はわずか三週間後には、「迎えの車」は 必要ありませんでした。 すぐに彼女は教会で働き始めました。 彼女はわずか17才の時に、電話での奉仕者となりました。 彼女は19才の時に、私と結婚しました。 双子の男の子が生まれてすぐに、彼女は息子達の最初の日曜日の教会に連れて行きました。 私の息子レスリーは、生まれて以来このかた一度も日曜日の教会を欠席した事はありません。 ウェスレーは、病気が理由で一度だけ、日曜日の集会を欠席しました。 多くの女性達の間では、それは度が過ぎる言う声もありました。 それらの女性達は、子供が少しでも鼻をすすると、教会へは連れて行かず家で休めさせました。 しかし、私の妻は正しく、彼らは誤っていました。 ほとんどの子供達は、自分中心の生活を営む為に教会を去って行きました。 私の二人の息子達は、今日まで全ての集会に出席しています。 彼らがここにいるのは、私の妻がキリストの弟子だからです。 まもなく六十才の誕生日を祝うクレイトン・チャン先生は、ハイマーズ夫人についてこのように話しました。 「彼女が初めて教会に入った時、私は彼女を覚えています。 彼女はその当時から、そしてその後も、常にキリストに対する愛と失われた人達への愛情を抱いています。 [十代の]彼女は、自分の人生を教会の奉仕へと、控える事無く投身しました。 若い女性の方達、ハイマーズ夫人をあなた方の模範としなさい。 彼女の模範に従えば、私達の教会は明るく輝かしい将来を築き上げるでしょう。」

私達は今晩、チャン先生の六十才の誕生日を祝います。 彼もキリストの弟子でとして素晴らしい模範であると言われるべきです。 彼は私達の教会の叙任された牧師です。 彼は幼少の頃非常に病弱でした。 彼の病気は重く、幼少時の大部分を病院のガラス・ケースに閉じ込められました。 十代の医学生の頃に、彼は教会に来ました。 他の医師達は、三十才までは生き延びないだろうと彼に宣告しました。 彼は、教会に世話をされる事を望む薄弱な少年となっていたかもしれません。 しかしそうではありませんでした! 彼は教会の奉仕に投身し、キリストの弟子となりました。 医師らは、彼自身を奮闘させない様、さもなければ三十才に達する前に死ぬであろうと言いました。 しかし、キリストへの奉仕は、実際にチャン先生を強めました。 彼は素晴らしく、有能な人生を更に三十年間も予想を反して、生き延びています。 彼は自分の十字架を背負い、イエスに従いました。 そして現在、彼は六十才の、神の力強い男性としてこの教壇に座っています!

私は、メンシーアさんとサラザー夫人、そして今夜、ミセス・グリフィスと休暇を取っているベン・グリフィス氏について語る事が出来ます。 私はこの教会の建物を購入する為に、ほぼ全額を貸して下さったバージル・ニッケル夫妻について語る事が出来ます。 ニッケル氏は七十五才の糖尿病を患う男性です―しかし彼は、毎週水曜日の夜、毎週日曜日の朝、毎週日曜日の晩に教会の集会に出席する為に片道一時間以上かけて運転して来ます。 そしてまた、しばらくして、私の後を継いでこの教会の牧師に就任する素晴らしい若者、ジョン・サミュエル・ケイガン牧師についても語る事が出来ます。 これらの人々は皆、イエスの弟子となり、十字架の兵士となりました。

私の牧師、ティモシー・リン先生(Dr. Timothy Lin)は、「小は大に優る。・・・日曜日の教会の集会は満員であるが、実際に、祈祷会には少数の人達しか集まらない。・・・それは健全な状態とは言えない」(The Secret of Church Growth, p. 39)と言われました。

聖書に目を通して下さい。 あなた方は、何度も何度も、「小は大に優る」事に気が付くでしょう。 イエス・キリストは、十一人の男性を選んで世界を変えられました。 なぜなら、彼の弟子達は、イエスの為に死までも覚悟していたからです。 教会の歴史において、私達は同じ教訓を目にします。 ペンテコステには百二十人しか集まりませんでした。 少数のモラビアのクリスチャンが、近代の宣教のムーブメントを引き起こしました。 少数のメソジスト宗派が大覚醒を引き起こしました。 中国の内陸を伝道する為に、ジェームズ・ハドソン・テイラーに従ったのは、ほんのわずかな人達でした。

キリストの為に最善を尽くそうとしない人達は、刈り取られるべきです。 絶えず幼児扱いにされる事を求める人達は、刈り取られるべきです。 自分達の安全地帯から踏み出す事を望まない人達は、刈り取られるべきです。 彼らは、キリストの為に何も捧げない、いつまでたっても、「テイカー」です。 私達が弟子達による教会を求めるならば、私達は「テイカー」を手放さなければなりません。 そうすれば、私達は安易な新福音主義派のミデアン人に挑戦し、それを変える若者達を得る事が出来るでしょう。 私達は、自分達の人生をイエス・キリストの為に有意義にしたい人達を励まさなければなりません。 そして、私達は幼児のように扱われ、全く成長しようとしない人達を励ましてはなりません。 そして私達は、イエス・キリストの弟子になろうとする人達を励まし、他の人達を、ギデオンが為したように、家に戻さなければなりません!

起立してソングシートの賛美歌の第一番『すすめ主イエスの』を歌って下さい!

すすめ主イエスの へいしらよ
   みよじゅうじかは まえにゆく
てきにむかいて すすみいる
   主にしたがいて いざすすまん
すすめ主イエスの へいしらよ
   みよじゅうじかは まえにゆく

       たけきむかしの せいとらが

すすみしみちを すすむなり
おなじひとつの しんじょうと
   あいとのぞみに たつわれら
すすめ主イエスの へいしらよ
   みよじゅうじかは まえにゆく

おこりしくにも ほろびゆき
   さかえしたみも わすれらる
ただ主のくにの いきおいは
   よみのちからも 裂くをえじ
すすめ主イエスの へいしらよ
   みよじゅうじかは まえにゆく
(『すすめ主イエスの』“Onward, Christian Soldiers,”
       Sabine Baring-Gould, 1834-1924).


ハイマーズ博士に電子メールを送られる際は、どこの国から送っているのかをいつも明記して下さい。そうでなければ、ハイマーズ博士はあなたの電子メールに答えられません。 もしあなたがこれらの説教で祝福されるのでしたら、ハイマーズ博士に電子メールを送って下さい。送られる時は、どこの国から送っているのかをいつも明記して下さい。 ハイマーズ博士の電子メールの住所はここをクリックしてくださいrlhymersjr@sbcglobal.net。 どんな言語でもかまいませんが、もし出来るのであれば、英語で書いてください。また、郵便で送りたい方は、P.O. Box 15308, Los Ángeles, CA 90015に送って下さい。 ハイマーズ博士の自宅電話番号は(818)352-0452です。

(説教終了)
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ベンジャミン・キンケイド・グリフィス氏による説教前の独唱:
“Onward, Christian Soldiers” (Sabine Baring-Gould, 1834-1924).

要 綱

ギデオンの軍団!

GIDEON’S ARMY!

R. L. ハイマーズ神学博士 著

“そのとき、主はギデオンに仰せられた。「あなたといっしょにいる民は多すぎるから、わたしはミデヤン人を彼らの手に渡さない。イスラエルが『自分の手で自分を救った。』と言って、わたしに向かって誇るといけないから。”(士師記第7章2節、新改訳)

I.   最初に、背教。士師12, 13。

II.  二番目に、聖書の神は、未だ生きている。
 マラキ3:6;士師7:1-3;ルカ8:12;士師7:4, 1, 6, 7, 12;マルコ8:34。