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闘志あふれるクリスチャンになりなさい!

R. L.ハイマーズJr. 神学博士 著

ロスアンゼルスのバプテストタバナクル教会にて
2017年12月10日、主の日の晩の説教

DARE TO BE A FIGHTING CHRISTIAN!
(Japanese)

by Dr. R. L. Hymers, Jr.

A sermon preached at the Baptist Tabernacle of Los Angeles
Lord’s Day Evening, December 10, 2017

私は最近、『ワールド・マガジン』雑誌の興味深い記事を読みました。 それは、アメリカで勉強している間に福音主義者となった中国人の学生についての記事で、彼らは中国に戻ると、その大部分がいかにハウス・チャーチに順応出来ないかについて記されていました。 福音主義者となって中国に戻ったある一人の若い女性が対面した問題を語っています。 彼女は、「私はあるハウス・チャーチを尋ねました。 しかし、私のアメリカでの体験談を、彼らと分かち合う事は非常に困難でした。 私は、彼らと関連する事柄を分かち合うことが出来なかったのです。 私は非常に孤立を感じ、圧倒させられました。」と言いました。 この記事は、彼女のこの体験は典型的な事であることを記していました。 アメリカで福音主義者になる多くの人達は、中国のハウス・チャーチ内で目にする―家族からのプレッシャー、仕事のスケジュール そして根本的に異なる教会の活動様式等に対する準備が出来ていないのです。 「二年後には、福音主義者になった学生達の80パーセントが、もはや教会に出席しない。」(World Magazine, September 30, 2017, p. 48)と、この雑誌は記しています。 「彼らが、エアコンもなく、また、彼らの必要性に誰も応じない中国の教会に足を踏み入れる時、彼らの期待が砕かれるのである。」

同時に、中国の牧師達は、それらの帰国した若者達は不満を持ち、教会の権威者達に挑む事に気付きました。 彼らは、中国のハウス・チャーチが、彼らの出席したアメリカの教会と同じ様になる事を望んだのです。

私には、それが非常に興味深く思えました、なぜなら、私達の教会は、中国のハウス・チャーチを非常に高く評価しているからです。 中国のハウス・チャーチのクリスチャンは、何年間も共産主義者による迫害に耐えて来ました。 また、中国のハウス・チャーチの間には真のリバイバルがありました。 この教会の私達にとって、アメリカナイズされた教会の若者達は、中国のハウス・チャーチの真剣なリバイバルを求める若者達と、互いに喜び分かち合えたであろうと思うのです! しかし、そうではないのです。 アメリカナイズされた福音主義者達は、極めて霊的な中国のハウス・チャーチの若者達と「関連する事柄を分かち合うことが出来なかった」のです。 「二年後には、福音主義者になった学生達の80パーセントが、もはや教会に出席しない!」のです。

なぜでしょうか? エアコンがない! 惨め! 立派な建物もない! 惨め! 彼らの必要性に誰も応じない! 惨め! 何とも惨めな状態! 私達は、与えられること全てを要求する―アメリカの福音主義者のように! 私達は愚痴をこぼす! 私達は教会の権威者たちに対して挑む―全てが与えられるアメリカの福音主義者のように! 私達は真剣な祈祷会などには興味はない! なぜ、そんなにも延々と―大声を上げて祈らなければならないのか! なぜ、彼らは懸命に大声で、説教しなければならないのか? アメリカの教会のように、快いバイブル・スタディーをすることが出来ないものか?

アメリカで学んだそれらの中国の福音主義者達の門題点は何なのでしょうか? 最初に、ここで『ワールド・マガジン』が、中国に戻るアメリカナイズした福音主義者達が誤っていると示した事は―10人の内の8人が福音を正しく説明する事が出来なかったという事です! 10人の内の8人が福音を理解していなかったのです! 彼らは、アメリカの福音主義派の教会で回心していなかったのです! それが、それらのアメリカナイズした福音主義者達の、主要な問題点なのです。 単に10人の内の8人が、真実のクリスチャンではないのです! 彼らが、中国のハウス・チャーチの真実のクリスチャン達を好まないのも無理はありません! 二番目に、彼らは教会の会員達とだけ関係をもち、神との個人的な関係はなかったのです。 もし教会へ来る理由が、友人関係のみであるなら、あなた方は長続きはしないでしょう! あなた方がイエス・キリストと真の関係がないならば、遅かれ早かれ、教会を去って行くでしょう! 三番目に、彼らは教会で神に仕える事を教えられていなかったのです。 彼らは、他の人達の為に奉仕し、彼らをキリストへ導く事などお構いなしで、世話してもらう事のみを求めたのです! 

これら全ての表示は、若者達を回心させ、キリストへの奉仕を慕う事への、アメリカの福音主義の無残な落ち度、ほぼ完全たる落ち度です! 私達はそれをすでに知っていました、そうではないですか? アメリカナイズした福音主義者は、“あなたは、自分は富んでいる、豊かになった、乏しいものは何もないと言って、実は自分がみじめで、哀れで、貧しくて、盲目で、裸の者であることを知らない”のです。 “このように、あなたはなまぬるく、熱くも冷たくもないので、わたしの口からあなたを吐き出そう。”(黙3:16) キリストは、それらの自尊心のあるアメリカナイズした学生達に向かって、“わたしの口からあなたを吐き出そう。”と言っておられるのです。 次に、ダニエル書の四人、ダニエル、シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴは、自分達の家から1,500マイル(2,400キロ)離れた場所にいました。 それらの少年達は、未だ十代で、遠く家から離れ、異端のバビロニアの都市にいました。 彼らは、中国へ戻って行ったか弱い新・福音主義者達の様になるのでしょうか?

それらの四人の若者達は、バビロニアに捕らわれたへブル人の平凡たる少年達ではありませんでした。 ダニエル書第1章3節を開いて下さい。 それはスコーフィールド・バイブルの898ページです。 では、私がそれを読みますから、起立して下さい。

“王は宦官の長アシュペナズに命じて、イスラエル人の中から、王族か貴族を数人[他にも多くの子供達がいた]選んで連れて来させた。”(ダニエル1:3)

では、6節に注目して下さい、

“彼らのうちには、ユダ部族のダニエル、ハナヌヤ、ミシャエル、アザルヤがいた。”(ダニエル1:6)

着席して下さい。それらの節は、バビロニアへ、他にも多くのイスラエル人の若者達が捕虜として連れて行かれた事を示しています。 しかし、彼らは最も優秀な若者達でした。 彼らは、学者になる為に三年間訓練され、その後 バビロニアのネブカドネザル王の助言者になるはずでした。 ダニエルは彼らの一人で、他の三人は、シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴでした。 彼らは、知識、科学、言語の面で優れた優秀な若者達でした。

しかし、それら四人の若者達には、それら以外にも他とは異なった面がありました。 彼らは、王の食べ物、あるいは王のぶどう酒を飲もうとしませんでした。 彼らは、食物と飲み物に関して、モーゼの律法に従うことを懇願しました。 彼らは処刑されたかもしれません。 彼らは、この異教の国の大邸宅で、神のゆえに困難な立場を選んだのです。 8節に注目して下さい。 それは、“ダニエルは、王の食べるごちそうや王の飲むぶどう酒で身を汚すまいと心に定め、身を汚さないようにさせてくれ、と宦官の長に願った”と言っています。 他の三人も同じように行動しました。 彼らは神のゆえに、困難な立場を選びました。 彼らを訓練していたのは、王の僕達だけでは無かったのです。 神御自身が、神の為に立ち上がり、そして神を恥じる事のないように彼らを訓練しておられたのです。 あなた方は、食事時に毎回頭を垂れて食事への感謝をしていますか? あなた方は、クリスチャンではない人達といる時にも、そうしていますか? クリスマス・イブの晩に、教会の晩餐会に参加しますか? それとも不信者達のパーティに出かけて行きますか? それらの少年達のように立場を主張するには、信仰と勇気が伴います。 私は、この賛美歌の歌詞を改正しました、

あえてダニエルのように
   一人立ち上がれ!
固く目的をもて!
   主の名を知らせよ!(直訳)

起立してそれを歌って下さい!

あえてダニエルのように、
   一人立ち上がれ!
固く目的をもて!
   主の名を知らせよ!(直訳)

着席して下さい。

それらの四人の少年達は、安逸で、アメリカの福音主義に妥協し、中国に立派な教会を求めていた、アメリカナイズした中国の若者達の様ではありませんでした。 そうではありません! そうではありません! それらの少年達は、周りが好むと好まざるとに関わらず、神に従い続けました!  そのような若者達を神は称賛されます! 神は彼らを高く評価されました、ですから、もし、あなた方がそれらの少年達の様に真剣ならば、神はあなた方をも称賛されるでしょう!

それらの少年達にはもう一つの試練が与えられました。 彼らは、清くない食事を取らない、という最初の試練をパスしました。 ですから神は、彼らにもう一つの試練―祈りの試練を授けられたのです。 ネブカドネザル王は一つの夢を見ました。 そうして彼は、その夢の意味を知りたかったのです。 しかし彼は、自分の学者達にはその夢が何であったか告げませんでした。 王は、彼らがその夢の意味を説き明かす前に、まずその夢が何であったかを告げるように要求しました。 もし彼らが、それが出来なかったならば、彼らはひどい仕打ちをされるのです。 王は、“夢と説き明かしとを私に知らせよ。”(2:6)と言いました。 それらの学者達は、王の要求に応じられる者は誰一人いないと言いました。 それは王を怒らせ、バビロニアの全ての知者を滅ぼすように命じました。 その命令が発せられた時、彼らはダニエルと彼の三人の友を、他の知者達と一緒に殺すために探しました。 ダニエルは、王のもとへ行き、解き明かしをするのに、しばらくの時間を願いました。 彼はどうしたでしょうか? 彼は三人の友人、シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴの所に行きました。 そして、それらの四人は祈りました。 彼らは、私と共に集まって祈る四人、ジョン、ジャック、ノア、そしてアロンを思わせます。 彼らは、天の神にあわれみを請いました。 彼らは、この秘密について、彼らに告げて下さるように祈りました。 ダニエル書第2章19節に注目して下さい。 “そのとき、夜の幻のうちにこの秘密がダニエルに啓示されたので、ダニエルは天の神をほめたたえた”と告げています。 ダニエル書第2章23節に注目して下さい。 ダニエルは、“私はあなたに感謝し、あなたを賛美します。 あなたは私に知恵と力とを賜い、今、私たちがあなたにこいねがったことを私に知らせ、王のことを私たちに知らせてくださいました”と言いました。 王は、「あなたは私が見た夢と、その解き明かしを私に示すことができるのか」と言いました。 ダニエルは、「王が求められる秘密は、知者、呪文師、呪法師、星占い師も王に示すことはできません。 しかし、天に秘密をあらわすひとりの神がおられ、・・・あなたの夢と、寝床であなたの頭に浮かんだ幻はこれです」と答えました。 そうしてダニエルと彼の友人達は、王に彼の夢を告げ、それを解き明かしました。 では、47節に注目して下さい。 王はダニエルに答えて言った。 “あなたがこの秘密をあらわすことができたからには、まことにあなたの神は、神々の神、王たちの王、また秘密をあらわす方だ。” そうして王はダニエルを高位につけました。 そしてバビロニアの全ての知者達をつかさどる長官としました。 シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴ達もまた高い位につけられました。 そしてこの若者ダニエルは、バビロニアの全王国の首相となりました。

これらの若者達は、王の食べ物や酒で汚れる事を拒否する事によって、神からの試練をパスしました。 彼らは神を優先し、見事にこの試練を通過したのです!

そうして、それらの若者達は二番目の試練を通過しました。 彼らは共に集まり、王の夢を解き明かして下さるよう神に祈りました。 彼らは祈りを通して神に頼り、二番目の試練をやすやすと通過したのです!

あなた方にそれを示す為に、私は時間を費やしました。 なぜなら、それは非常に重要な事だからです。 時折、私達はクリスチャンとして、大きな力へと跳び付けると考えます。 しかし、神の偉大な力へと跳び付く事は出来ません。 あなた方はそれに向かって成長して行くのです。 そうして、あなた方は救われ、成長して行きます! イエスはこう言われました、

“小さい事に忠実な人は、大きい事にも忠実であり、小さい事に不忠実な人は、大きい事にも不忠実です。”(ルカ16:10)

あなた方が、クリスマス・イブ、そして大晦日の集会に出席するといった、小さな事に忠実であるならば、後に、あなた方は大きな事にも忠実になるでしょう!

それらの四人の青年達は、彼らの食事に関して忠実でした。 彼らは試練を通過しました。 彼らは祈りに忠実でした。 彼らはその試練にも通過しました。

後に彼らには、更に大きな試練がありました。 彼らは、ネブカドネザル王の像に頭を下げ崇拝するでしょうか、それとも崇拝しないが為に、炎の炉に投げ込まれる危険を冒すでしょうか? 彼らは小さな試練を通過しました。 ですから、彼らは後に大胆にこのように言えたのです。

“私たちの仕える神は、火の燃える炉から私たちを救い出すことができます。王よ。神は私たちをあなたの手から救い出します。”(ダニエル3:17)

彼らは小さな試練を通過する事によって、火の燃える炉による大きな試練から、神が救って下さる事を学んだのです!

そしてまた、真剣な祈りによって、彼らは王による殺害からも救われました。 後に、王がダニエルを獅子の穴に投げ込むよう脅した時に、神が、獅子の口を閉ざすように御使いを送られ、ダニエルは守られました。 イエスは、彼らを救う為に火の燃える炉におられました。 イエスはその御使いだったのです。 ダニエルが獅子の穴に投げ込まれた時、イエスはそこにおられました。 ダニエルには、悪魔に挑むほどの信仰があったのです。 聖書は、“あなたの神に会う備えをせよ”と告げています。 もしあなた方が、そう備えていないならば、あなた方は悪魔に譲歩し、主を拒否するでしょう! 

あなた方は、立ち上がれるよう、そして任せられるように、、訓練されなければなりません。 ダニエルもそうでした。 あなた方が、燃える炉から逃れたいと願うのであれば、あなた方もそうでなければならないのです。

ですからあなた方は、、それを始めなければならないのです! 後にではなく、今! あなた方は突然、偉大な信仰の人となりません! いいえ! それには訓練が要されます! チャン先生が、私の妻ハイマーズ夫人について語る事を聞きなさい。 彼は、「ハイマーズ夫人は、一夜にして現在のような素晴らしいクリスチャンにはなりませんでした。 彼女は、何年もの主への忠実な奉仕を通して成長しました。 若い時に、彼女は自分の人生を教会の奉仕へと投げ込み、思い留めるものは何もありませんでした。 それゆえに、神は彼女を大いに用いられたのです」と言いました。 彼女は教会の為に最善を尽くす事を十六才で始めました。 年月を通して現在、彼女は信仰の巨人です。 あなた方が、今、真剣ではなく、また忠実でないならば、あなた方の些細な奉仕を通して、突然に素晴らしい伝道者とはなれず、また後に、祈りの闘士となる事はないでしょう。

ダニエルとその三人の友人には、近道はありませんでした―そして、あなた方にも近道はないのです。 、真剣に、そして熱心になってキリストに来るよう努めなさい。 あなた方が初めから怠慢であるならば、決して立派なクリスチャンになる事はありません。 今、全力投球してキリストに来るように励みなさい。 「始め良ければ、終わり良し」という諺があります。 ハイマーズ夫人は、彼女が、私の福音の説教を始めて聞いた時、罪を絶ち、イエスを信頼しました! そうして、医師のジュディス・ケイガン夫人もそうでした。 そうして、医師のクレイトン・チャン先生、メリサ・サンダー夫人、ベン・グリフィス氏もそうでした。 現在、彼らが力強いクリスチャンであるのも不思議ではありません! 彼らがそんなにも素早く救われた事に、ある女性が疑いの目で私を見ました。 彼女自身、何年もこの教会で失われた状態にいます。 「どうしたらそんなに早く救われるのですか?」と彼女は尋ねました。 彼らは真剣であって、あなたは真剣で無いのです。 それだけです! あなた方が真剣でなかったならば、そして初めから、御国に入る為に懸命に奮闘しないならば、あなた方は無気力で、弱々しい、新・福音主義派の教会に出席する事によって、台無しにされた中国の若者達のように常にか弱い福音主義者となるでしょう。 聖書は、“キリスト・イエスのりっぱな兵士として、私と苦しみをともにしてください”(テモテ第二2:3)と告げています。 あえてダニエルのようになりなさい! それを歌って下さい!

あえてダニエルのように、
   一人立ち上がれ!
固く目的をもて!
   主の名を知らせよ!(直訳)

十字架のへいしたる
   みにしあれば
などてはずべきぞ
   とうとき主の名
(『十字架の兵士たる』“Am I a Soldier of the Cross?”,
      Dr. Isaac Watts, 1674-1748).

“信仰の戦いを勇敢に戦い、永遠のいのちを獲得しなさい。”(テモテ第一6:12)

怠慢な新・福音主義派は、決して立派な教会メンバーを仕立て上げません。 彼らは、単に自分達の新・福音主義が誤っている事を自覚しなのです! ですから新・福音主義派はめったに救われないのです。 そして彼らは、福音を始めて聞く時に、決して救われないのです。 あなた方は、彼らの宗教が誤っている事を認めるまで、彼らと何年も奮闘しなければなりません。 ですから、新・福音主義派は決して立派な教会メンバーを仕立て上げないのです! 決して! 決して! 決して! あなた方がキリストに来る事に怠慢すぎるなら、クリスチャンとしての生活上で他の何に対しても戦う事が出来ないでしょう! 行いによる救いについて私は告げているのでしょうか? いいえ、そうではありません。 私は、疑いと恐れを乗り超えて戦うように導く恵み、その恵みによる救いについて語っているのです。 私はキリストへ来るために戦う信仰、そうしてキリストの教会の為に戦い続づける事について語っているのです。 R・A・トーリー博士は、『Wanted, Fighting Christians!(募集、闘志あふれるクリスチャン!)』という題名の説教をしました。 初めからそのような人になりなさい! あなた方がクリスチャンになる事に関して怠慢であるならば―あなた方は一生涯怠慢となるでしょう! 『募集、闘志あふれるクリスチャン!』。 ここバプテスト・タバナクル教会では、そのような人達ばかりです。 あなた方が怠慢なキリスト教を望むなら、他の教会へ行きなさい! 他にも多くのか弱い、新・福音主義派の教会があります! そっちに行きなさい! そっちに行きなさい! そっちに行きなさい!

しかし、待ってください! まだ終わってはいません! 実際、あなた方に出て行ってほしくはありません。 私はあなた方が留まり、救われる事を望んでいます! では、注意を払って私の言う事を聞いて下さい。 あなた方が未だ救われていないなら、ここが説教で最も大切な点です。 私が、あなた方に告げようとする事に集中して下さい。 あなた方が、初めてそれを聞くように耳を傾けて聞いて下さい

王は、それらの三人の少年達を火の燃える炉に投げ込みました。 彼らは全ての望みを失くしました。 あなた方は現在そのように感じていますか? あなた方は絶望の中にいるのです。 あなた方は自分自身を救う事が出来ません。 実際、あなた方は救われる事への全ての望みを断念しています。 「私は、チャン先生、グリフィス氏、ジュディス・ケイガン、もしくはハイマーズ夫人の様になれない。」 あなた方は絶望を感じています。 あなた方は地獄に行くことを自覚していますが、あなた方は自分自身を救うには何も出来ないのです! しかし待ってください! ネブカドネザル王が火の燃える炉を見た時、彼が見たのは三人だけではありませんでした。 彼はそこに四人いるのを見たのです。 “火の中をなわを解かれて歩いている四人の者が見える。 しかも彼らは何の害も受けていない。 第四の者の姿は神々の子のようだ。”(ダニエル3:25) スポルジョンは正しかったのです。 炎の中の四番目の人はイエス―この世にお生まれになる前の神の御子でした。 イエスは彼らと共に炎の中におられました。 イエスはそれらの少年達を火から救われたのです! 聖書は、“火は彼らのからだにはききめがなく、”(ダニエル3:27)と告げています。 イエスは彼らと共におられました、そして、イエスは彼らを火と地獄から救われたのです。

友人の方々、イエスはあなた方をも救って下さるでしょう。 イエスはあなた方に憐れみを懸けておられます。 イエスはあなた方を愛しておられます。 あなた方の信仰がどんなに小さなものであったとしても、イエスは全能の方です。 そして、イエスはあなた方の味方です! 聖書がそのように告げています! 聖書は、“キリスト・イエスは、罪人を救うためにこの世に来られた。”(テモテ第一1:15)と告げています。 

あなた方が今、どんなに絶望的であろうとも。 実際、絶望的である方が好適です! なぜでしょうか? なぜなら、あなた方はイエスに完全な救いを託す構えが出来ているという事です。 あなた方は自分自身を救う事は出来ません。 それをあなた方は自覚しています。 あなた方は十分に良くはなれない、また、十分に強くなれない事を知っています! 結構です! では、イエスにあなた方の燃える炉の中の四番目の方になってもらいなさい。 イエスに救ってもらいなさい。

あなた方は、「私の信仰は十分では無い」と言います。 判っています。 しかし、それでもイエスはあなた方を救って下さるでしょう。 イエスは、私が救われる事への望みを全て失った時、救って下さいました。 イエスは、私に来て下さり、疑いと恐れの炉から救って下さいました。 イエスは、あなた方を救う為に十字架で死なれたのです。 イエスは、あなた方を救う為に死から甦られたのです。 イエスは、今晩ここにおられます。 イエスは、疑いと恐れの炉にいるあなた方の所に来て下さるでしょう。 イエスは、あなた方に平安と望みを与えられるでしょう。 あなた方は、それを信じない事を知っています。 それでも、彼に手を差し伸べなさい。 イエスは、あなた方の為にここにおられます。 自分自身に目を向けてはなりません。 イエスに目を向けなさい。 無いに等しい些細な信仰でもって、イエスを信頼しなさい。 それほどの信仰は要しません! ほんの些細な信頼だけです。 イエスは、あなた方と共に、今、炉の中におられます。 ほんの少しだけでもイエスを信頼しなさい、それで十分でしょう。 それを信じなくても結構です。 私の言う事を信じなさい。 私は、イエスがあなた方を救って下さる事を知っています。 私の信仰が、あなた方の手助けとなりますように! あなた方がイエスを信頼するよう、私は助けます、それで十分でしょう。 「ハイマーズ先生は、イエスが私を救って下さると信じています。 ですから私は先生を信じ、そしてイエスをも信じます!」 「イエスだけを信頼し、イエスだけを信頼し、今、イエスだけを信頼し。 イエスはあなたを救うでしょう、イエスはあなたを救うでしょう、いま、イエスはあなたを救うでしょう」。 「しかし」、「イエスは以前私を救って下さらなかった」と言うかもしれません。 そのように思われるかもしれませんが、イエスは、今あなたを救って下さるでしょう

つかれしよびとよ すくいぬしの
みもとにきたりて やすきをえよ
ただ主を ただ主を たよれかし
いま主は いま主は すくいたまう
   (『つかれしよびとよ』“Only Trust Him”, John H. Stockton, 1813-1877).

あなた方の弱々しい、新・福音主義派の宗教に背を向けなさい。 今、それに背を向けなさい! そしてイエスを信頼し、イエスによって―あなた方の為に十字架で流されたイエスの血によって、罪から救われなさい!


ハイマーズ博士に電子メールを送られる際は、どこの国から送っているのかをいつも明記して下さい。そうでなければ、ハイマーズ博士はあなたの電子メールに答えられません。 もしあなたがこれらの説教で祝福されるのでしたら、ハイマーズ博士に電子メールを送って下さい。送られる時は、どこの国から送っているのかをいつも明記して下さい。 ハイマーズ博士の電子メールの住所はここをクリックしてくださいrlhymersjr@sbcglobal.net。 どんな言語でもかまいませんが、もし出来るのであれば、英語で書いてください。また、郵便で送りたい方は、P.O. Box 15308, Los Ángeles, CA 90015に送って下さい。 ハイマーズ博士の自宅電話番号は(818)352-0452です。

(説教終了)
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ベンジャミン・キンケイド・グリフィス氏による説教前の独唱:
“Dare to Be Like Daniel” (by Philip P. Bliss, 1838-1876; altered by Dr. Hymers).