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サタンに打ち勝つための断食

R. L. ハイマーズ Jr. 神学博士 著

FASTING TO OVERCOME SATAN
(Japanese)

ロスアンゼルスのバプテストタバナクル教会にて
2012年8月26日、主の日の晩の説教

“家にはいられたとき、弟子たちはひそかにお尋ねした、「わたしたちは、どうして霊を追い出せなかったのですか」。すると、イエスは言われた、「このたぐいは、祈によらなければ、どうしても追い出すことはできない」”(マルコによる福音書第9章28、29節)。

聖書は、“・・・後の時になると、ある人々は、惑わす霊と悪霊の教とに気をとられて、信仰から離れ去るであろう”(テモテへの第一の手紙第4章1節)と言っています。 その聖句は、私達が知っているようにこの世の終わりの直前、“後の時になると”悪霊による活動が増してくる事を明白に語ります。 サタンは教会に対する強烈な攻撃の為に、悪霊どもを解き放すでしょう。 今日見られる全ての前兆は、私達がその時にいることを示しているように思えます。 そうであるにもかかわらず、今日の西洋の教会は悪魔や悪霊に関してほとんど考えていません。 ダラス神学校のメリル・アンガー博士(Dr. Merrill F. Unger)は、“20世紀の教会は、驚くほどにも悪霊の力の存在を認識する事を拒否している。 このような不信の状態が、教会の中での霊的な生活と力の低い水準の原因と考えられるであろう”と言いました。 そしてアンガー博士は、“クリスチャンの不信は非常に悲惨である。 サタンと彼の策略などに関して全く無知であるが為に、多くの信者達が悪魔の欺きと略奪に苦しんでいる。 多くの霊的に富むクリスチャンでさえもが、何かに巻き込まれているという知識の欠乏のゆえに、この悪霊の大群に対する戦いに於いて、好い結果を生む戦いへと遂行する事が出来ないのである”と言っています。 彼は、多くの牧師達は今日、“空中の権を持つ君によって、聖句に記されている悪魔の力に関する啓示に盲目にされている”と述べています(Merrill F. Unger, Th.D., Ph.D., Biblical Demonology, Kregel Publications, 1994 edition, p. 201)。

アンガー博士は過激論者ではありません。 彼はダラス神学校から神学博士号、そしてジョン・ホプキンス大学からも博士号を取得しています。 私が引用したアンガー博士の本について、ウィルバー・スミス(Dr. Wilbur M. Smith)は、“聖書の悪魔論を一般に論じるようになるまでには、多くの年月がかかるであろう”(表紙の言葉)と書いています。 スミス博士は20世紀の最も信頼された聖書研究者の一人であり、アンガー博士のその本への彼の推薦文は、その本の信頼性を表しています。  

アンガー博士は正しかったでしょうか? 今日の多くの牧師と教会は、“サタンと彼の策略などに関して全く無知であるが為に、・・・悪魔の欺きと略奪に苦しんでいる”でしょうか? 彼らは、“何かに巻き込まれているという知識の欠乏のゆえに、この悪霊の大群に対する戦いに於いて、好い結果を生む戦いへと遂行する事が出来ないのである”? 当然彼は正しいのです! 全ての人は、教会はその若者達が25才に達するまでに、85%を失っている事を知っています! 全ての人が、今日の教会にはこの俗世間から多くの若者を回心させる力がなく、またあったとしてもその力は弱すぎることを知っています! その大部分が、サタンと彼の策略に関して全く無知である事が原因なのです。

ティモシー・リン博士は25年間私の牧師でした。 私が彼を知る前、彼はボブ・ジョーンズ大学の大学院で教鞭をとっていました。 後に彼はタルボット神学校(Talbot Theological Seminary)、そしてイリノイ州ディアフィールドにあるトリニティ・エバンジェリカル神学校(Trinity Evangelical Divinity School)で教授を務めました。 また、リン博士は、ジェイムズ・ハドソン・テイラー三世の後任として、台湾にあるチャイナ・エバンジェリカル・セミナリーの学長に就任しています。 リン博士は、“多くの牧師、伝道者、そして更に神学校の教授達は、サタンの圧力の下に落ち、彼らは朝起きて祈る事さえしない! サタンの彼らへの支配に気がついていない・・・その結果はいたたましく、哀れである”と書いています(Timothy Lin, Ph.D., The Secret of Church Growth, First Chinese Baptist Church of Los Angeles, 1992 edition, p. 96)。

今日多くの教会はリン博士が言われるように、弱く、無力で、全く“サタンの彼らへの支配に気がついていない”のです。 そのような教会は、彼らが“みじめな者、あわれむべき者、貧しい者、目の見えない者、裸な者であることに気がついていない”(ヨハネの黙示録第3章17節)のです。

私達の今晩のテキストである、マルコによる福音書第9章28節と29節に戻りましょう。 それはマタイによる福音書第17章19節と21節にも記録されている、とても大事なテキストです。 起立してマルコによる福音書第9章28節と29節を読んでください。

“家にはいられたとき、弟子たちはひそかにお尋ねした、「わたしたちは、どうして霊を追い出せなかったのですか」。 すると、イエスは言われた、「このたぐいは、祈(そして断食)によらなければ、どうしても追い出すことはできない」”(マルコによる福音書第9章28, 29節)。

着席して下さい。

これらの聖句を適用する前に、私はこのテキストにある、“このたぐいは、と断食)によらなければ、どうしても追い出すことはできない”という文面から、“と断食”に関して、幾つかのコメントをしたいと思います。 “と断食”という言葉は、NKJV、そして他の二、三を除いて、ほとんどの現代語翻訳から省かれています。 “と断食”の言葉が省かれている背景にある一般的な考え方について、ジョン・マッカサーは、“最も初期の文献はこの言葉を省いている”と語っています(The MacArthur Study Bible; note on Mark 9:29)。

彼があなた方に語っていない事は、それらの二つの文献は間違いなく誤っているという事実です。 ほぼ唯一信頼が置けるのは、ティッシェンドルフ(Tischendorf )が、シナイ山の麓にあるカタリナ修道院にあったちり箱から見つけたシナイ版聖書写本 です。 それは、悪霊学と人の身体の重要性の両方を軽視したグノーシスの異端に深く影響された、アレキサンドリアの修道士によって書き写された文献でした。 それが、シナイ版聖書写本に、“と断食”の言葉が省かれた理由です。 このテキストの使用は、“と断食”の言葉が省かれた最初の改訳であった、1881年の新約聖書の改訳版が出版されるまで、教会には影響を与え始めませんでした。 それ以来、ジェイ・エヌ・ダービー(J. N. Darby/1871年)、ジェームズ・モファット(James Moffat/1913)、そしてニュー・キング・ジェイムズ版を除いて、全ての現代翻訳はその言葉を省きました。 『IVP・解説書』だけが、それらの言葉を取り除く事の確実な立証を考慮していません。

“と断食”と言う言葉は、キリストが話された言葉であり、全ての翻訳版に留めるべきであった、と私が主張する理由が五つあります:(1)なぜなら、それはグノーシス異端が、それらの二つの文献の写しに影響を与えた事が明白だから。 (2)なぜなら、ほぼ同じ時代からの何百ものその他の文献には、“と断食”という言葉か書かれているから。 (3 )なぜなら、リン博士のような中国の牧師は、常にある類の悪霊は、断食無くしては打ち勝つことが出来ない事を知っており、私はリン博士が何度もそのように言うのを聞きました。 ですから悪に取り付かれた人々に、実際の奉仕をしたリン博士のような多くの中国の牧師達は、ある類の力のある悪霊どもは、祈りと断食無くして打ち勝つ事が出来ない事をよく理解していたのです。 ですから実際の体験が、“と断食”という言葉を強固にするのです。 しかし、(4)“と断食”を省いた西洋の教会では、“祈りと断食”の習慣を辞めた事が、一部の結果としてますます力を失ってきました。 “と断食”の言葉が省かれて以来、西洋の国々では大きなリバイバルがありません。 メリル・アンガー博士が言ったように、“このような不信の状態が、教会の中の霊的な生活と力の低い水準の原因と考えられるであろう”(Unger、同著)。 私は、サタンを認識している事が、中国の教会が増大している一つの理由であると思います。

もう一つのポイントは、(5)私は、サタン自身が19世紀の後半まで、それらのグノーシス主義のテキストを保護し、最後の時の教会を混乱させ、力を弱くさせる為に、現代の学者達に注目させたと確信します。 私はこれらの現代の学者達自身が、サタンによって影響されていると思います。 リン博士が言ったように、“サタンの彼らへの支配に気がついていない・・・その結果はいたたましく、また哀れである”(Lin、同著)。

その考察は、今晩のテキストに私達を戻します。

“家にはいられたとき、弟子たちはひそかにお尋ねした、「わたしたちは、どうして霊を追い出せなかったのですか」。 すると、イエスは言われた、「このたぐいは、祈によらなければ、どうしても追い出すことはできない」”(マルコによる福音書 第9章28, 29節)。

私達はこのテキストから二つの事を学ぶことができます。

I. 最初に、悪霊どもは異なった度合いの力を持っている。

これらの聖句は、弟子達が悪霊に取り付かれた少年を助ける事が出来なかったという話の最後に記されています。 その少年の父親は自分の息子を弟子達に連れて来ました。 しかし弟子達は、その霊を追い出すことが出来ませんでした。 彼らには以前、“悪霊を追い出せ”(マタイによる福音書第10章8節)と、その力を与えられていました。 ですから彼らは今晩のテキストにある出来事の前に、何回か悪魔を追い出していました。 しかし、彼らはその少年から悪霊を追い出す事が出来ませんでした。 その父親はイエスに、“それでお弟子たちに、この霊を追い出してくださるように願いましたが、できませんでした”(マルコによる福音書第9章18節)と言いました。 イエスは、信仰がない弟子達を叱られました。 そして、彼らはその少年をイエスの所に連れてきたのです。 悪霊はこの少年をひきつけさせ、その少年は地に倒れあわを口から吹きました。 イエスは、“言うことも聞くこともさせない霊よ、わたしがおまえに命じる。 この子から出て行け。 二度と、はいって来るな”(マルコによる福音書第9章25節)と汚れた霊を叱られました。

その悪霊は叫び声をあげ、その少年を激しくひきつけさせ、彼から出て行きました。 その子は動かずにそこに横たわり、人々は彼が死んだものと思いました。 イエスは彼を手にとって起こされ、その子は立ち上がりました。 しばらくして、イエスは家の中に入って来られた時に、弟子達はなぜ彼らに悪霊を追い出せなかったのかと尋ねました。 するとイエスは言われました、

“このたぐいは、祈(と断食)によらなければ、どうしても追い出すことはできない”(マルコによる福音書第9章29節)。

“このたぐい”は祈りと断食によってのみに追い出すことが出来るのです。 ウィリアム・ヘンドリケンは、“それゆえに、[キリスト]は、悪霊の世界では、ある悪霊はより権力があり、さらに悪性であるように言われている”(William Hendriksen, Th.D., New Testament Commentary: Exposition of the Gospel According to Mark, Baker Book House, 1973, p. 352; comment on Mark 9:29)と言っています。

1970年代の初期に、私がサンフランシスコにあるゴールデンゲート神学校に通っていた時、他の二人の友人とヒッピー・ムーブメントに影響を受けた多くの若者達に訴えるために教会を設立しました。 それは現在、南部バプテスト協会の一つの教会になっています。 それらの多くの若者達は、サイケデリックな麻薬とオカルトなどに深く没頭していました。 私達は、毎週少なくとも一日は断食をし祈りました。 さもなければ、私達はそれらの若者達の回心を目にする事が出来なかったでしょう。 

ミルバレーの私達の教会にやって来た一人の女の子を私は覚えています。 当時の多くの若者達のように、彼女は麻薬を打ち、とてもふしだらな生活を送っていました。 彼女は、私の福音の説教を聞き回心しました。 そうして悪魔の支配から解放されました。 しかし、彼女がクリスチャンになったがために、母親は彼女を家から追い出し、彼女は教会の他の女の子達と一緒に住まなければならなくなりました。 私は、彼女は家に帰った方がよいと思い、彼女の母親を訪ねました。 私はスーツを着て、ネクタイも締めて、マリーン郡の裕福な彼女の家に行きました。 私はドアをノックし、彼女の母親は私を家の中に入れてくれました。 彼女の吐く息にはアルコールの匂いがしました。 私は、彼女の娘を家に戻してくれた方が好いと感じた事を彼女に伝えました。 私がそういった時の彼女の意地悪そうな顔を私は決して忘れないでしょう。 彼女は私を軽蔑したような言い方で、“娘が男の子達とふざけあっている時は対処できた。 彼女が麻薬をしている時も対処できた。 だけど彼女がクリスチャンになってしまった今では”(彼女は“クリスチャン”と、それがまるで想像もできないほど非常に不愉快なものであるかのようにその言葉を口にしました)。 “だけど彼女がクリスチャンになってしまった今では、それには我慢できないし、耐えられない!”と私に言いました。 私は仰天しました。 なぜならその母親は、プロテスタントの教えの下で育ったアングロサクソン系の白人だったからです。 彼女の娘がクリスチャンになった事に関して、少なくとも中立の態度を彼女は取るであろうと、誰でもが思うでしょう。 私は、彼女の娘と和解するよう彼女を説得できずにその家を去っていきました。 その哀れな女の子は二度と再び家に戻ることはありませんでした。 後に,私はその女の子はクリスチャンの男性と結婚し、チェコ・スロバキアに宣教師の妻として出て行った事を聞きました。 私はサンフランシスコ周辺から去った後、30年以上彼女に会う事はありませんでした。 

二週間前に、マイク・ライリー(Mike Riley)、ロジャー・ホフマン(Roger Hoffman)、そして私の三人が始めた教会の40周年記念を祝うために、妻と息子のレスリーと一緒にマリン郡に行ってきました。 その祝賀会の終わりに、私がステージから下りかけた時、目に涙を浮かべて一人の女性が近づいて来るのに気がつきました。 彼女は私を抱き、彼女の主人を紹介してくれました。 彼女は、夫が牧師をしているチェコ・リラブリックのプラハから、わざわざこの記念祭に来ていました。 私達はお互いに涙を流し再会を喜び合いました。 そうして、私は彼女の母親のことを問いました。 彼女の母親は50歳のときに飲酒の影響で死んだとの事でした。 何と悲しいことでしょう! しかし、その愛しい女性は、イエスによって悪魔的な恐ろしい生活から解き放たれたのでした。 それは、祈りと断食のみにおいて起ったのです!

“このたぐいは、祈(と断食)によらなければ、どうしても追い出すことはできない”(マルコによる福音書第9章29節)。

II. 次に、断食は神がサタンの力から罪人を解放されるために使われる。

起立してイザヤ書第58章6節を開いてください。 スコフィールド・スタディー・バイブルの763ページ目にあります。 起立してその聖句を読んでください。

“わたしが選ぶところの断食は、悪のなわをほどき、くびきのひもを解き、しえたげられる者を放ち去らせ、すべてのくびきを折るなどの事ではないか”(イザヤ書第58章6節)。

着席してください。

教義が真実かどうかを見極める方法の一つとして、聖書の類推(類比)による方法があります。 もしその主題が聖書の一箇所だけに現れるのであれば、それについて教義を立てることは危険です。 しかし、サタンの力から人々を解放するための断食は、マルコによる福音書第9章29節だけでなく、マタイによる福音書第17章21節にも見られます。 しかし、誰も私達からイザヤ書第58章6節の明白な言葉を取り除くことはできません。 それが、マルコによる福音書第9章29節に言及する聖句です。 それが、イエスが“「このたぐいは、祈(と断食)によらなければ、どうしても追い出すことはできない」”(マルコによる福音書第9章29節)と言われたとき、イエスが正しかったことを証明する、聖書の類推(類比)です。

“わたしが選ぶところの断食は、悪のなわをほどき、くびきのひもを解き、しえたげられる者を放ち去らせ、すべてのくびきを折るなどの事ではないか”(イザヤ書第58章6節)。

それは神が選ばれた断食です! そのような断食は、悪い思いを断ち切るために、重荷を軽くするために、サタンの支配下にいる人達を解放するために、そして、悪魔的なくびきを打ち砕くために、神によって奉仕される断食なのです! 偉大なエバンジェリストのジョン・ウェスリーは、18世紀において、数千人もの人達を回心に導くために神に使われました。 ジョン・ウェスリーは言いました、

“あなたは、断食と祈りの日を決めていますか? 恵みの御座へ、その中に忍耐をもて、そうすれば哀れみは天から下る”

“わたしが選ぶところの断食は、悪のなわをほどき、くびきのひもを解き、しえたげられる者を放ち去らせ、すべてのくびきを折るなどの事ではないか”(イザヤ書第58章6節)。

ジョンの弟、チャールズ・ウェスリーは、彼が書いた賛美歌の一つの中にそれをよく語っています、

いかなるけがれも
   きよめつくさん
ちしおのちからの
   あるかぎりは。
(『ああことばのかぎり』“O For a Thousand Tongues to Sing”
     by Charles Wesley, 1707-1788).

もし、今までにこころの悪い思いがイエスによって砕かれた経験がある人は、立って私と一緒にその歌を歌ってください!

いかなるけがれも
   きよめつくさん
ちしおのちからの
   あるかぎりは。

アァメン、アァメン! 着席してください。

“わたしが選ぶところの断食は、悪のなわをほどき、くびきのひもを解き、しえたげられる者を放ち去らせ、すべてのくびきを折るなどの事ではないか”(イザヤ書第58章6節)。

断食と祈りは、罪の力を断ち罪人を解き放つため、神に使われるのです! 神を賛美しなさい! ハレルヤ!

それゆえ、来週の金曜日に、断食と祈りに私と一緒に参加してもらいたいです。 神が、今秋私達の教会を訪れる若者達をサタンの鎖から解放されることを祈ります。 金曜日の晩に教会に戻ってくるまで、食事をとらない、可能であれば水だけの断食をすることを私はあなた方にお願いしたいです。  金曜日の晩、軽い夕食を準備しておきます。 もし体の具合が悪い人は、断食の日に参加する前に、かかり付けの医者に相談しなさい。 水を多く飲みなさい。 もし普段コーヒーやお茶を飲む人は、おそらく呑んだ方がよいでしょう、なぜなら、急に飲むのを辞めると頭痛に襲われるからです。

あなたが金曜日に断食をするとき、新しい人達のためにも、可能であれば名前を挙げて祈る、その時間を持つようにしなさい。 もし、あなたは大変年寄りであるか、病気を患っているか、あるいは金曜日に仕事をしているのであれば、オレンジジュースなどを飲んで、部分的に断食に参加するのも良いかもしれません。 リバティー大学の創立者ジェリー・フォーエル博士(Dr. Jerry Falwell)の言葉を覚えていてください、

      ほとんどの人達は、一日だけの断食をすべきで、特に初めての人達はそうすべきです。 長い期間の断食は、かなり長くイエス・キリストに信仰を持っている人達で、断食の経験のある人達だけがすべきである(Jerry Falwell, D.D., Fasting: What the Bible Teaches, Tyndale House Publishers, 1984 edition, p. 29)。

失われている人達が、私達の教会を訪れ救われるために行う、来週金曜日の断食に参加したい方々は、今説教壇の前に来てください。 ウィンストン・ソングさんが、あなた方のために祈ります。(祈り) 着席してください。 『ああことばのかぎり』を歌ってください。

いかなるけがれも
   きよめつくさん
ちしおのちからの
   あるかぎりは。

もう一つ、もしあなたはまだ生まれかわったクリスチャンでないならば、注意深く聞きなさい。 主イエス・キリストは、あなたの罪の罰を受けるために、十字架で死なれました。 そして、キリストは全ての罪からあなたを清めるために、ご自身の尊い御血を流されました。 キリストは身体ごと、骨と肉をもって、三日目に死からよみがえられました。 彼は天国へ戻られ、父なる神の右座に座られ、そこであなたのために祈られているのです。 信仰でもってキリストに来なさい、そうすればあなたは生まれかわるでしょう、そして、罪と永遠なる命のゆるしを受けるでしょう。 あなたがすぐにでもキリストに来るように! 来週の日曜、ここの教会に戻ってくるようにしなさい。 アァメン。

(説教終了)
ハイマーズ博士の説教は毎週インターネットでご覧になれます。
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You may email Dr. Hymers at rlhymersjr@sbcglobal.net, (Click Here) – or you may
write to him at P.O. Box 15308, Los Angeles, CA 90015. Or phone him at (818)352-0452.

キュー・ドン・リー氏による説教前の聖書の朗読:マルコによる福音書第9章20-29節。
ベンジャミン キンケイド グリフィス氏による説教前の独唱:
“Then Jesus Came” (by Homer Rodeheaver, 1880-1955).

要 綱

サタンに打ち勝つための断食

R. L. ハイマーズ Jr. 神学博士 著

“家にはいられたとき、弟子たちはひそかにお尋ねした、「わたしたちは、どうして霊を追い出せなかったのですか」。すると、イエスは言われた、「このたぐいは、祈によらなければ、どうしても追い出すことはできない」”(マルコによる福音書第9章28、29節)。

(テモテへの第一の手紙第4章1節;
ヨハネの黙示録第3章17節)

I.   最初に、悪霊どもは異なった度合いの力を持っている。
マタイによる福音書第10章8節;
マルコによる福音書第9章18, 25節。

II.  次に、断食は神がサタンの力から罪人を解放されるために使われる。
イザヤ書第58章6節。