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キリストの地上での王国

R. L. ハイマース、Jr. 神学博士 著

CHRIST’S EARTHLY KINGDOM
by Dr. R. L. Hymers, Jr.

ロスアンゼルスのバプテストタバナクル教会にて
2008年12月7日、主の日の晩の説教

“その日には彼の足が、東の方エルサレムの前にあるオリブ山の上に立つ。そしてオリブ山は、非常に広い一つの谷によって、東から西に二つに裂け、その山の半ばは北に、半ばは南に移り、わが山の谷はふさがれる。裂けた山の谷が、そのかたわらに接触するからである。そして、あなたがたはユダの王ウジヤの世に、地震を避けて逃げたように逃げる。こうして、あなたがたの神、主はこられる、もろもろの聖者と共にこられる。・・・主は全地の王となられる。その日には、主ひとり、その名一つのみとなる”(ゼカリヤ書第14章4-5, 9節)。

来週の日曜日に、私達はキリストの最初の来臨について考え始める事にします。 世界中のほぼ全ての人々は、神によって使わされ、マリアの胎内によりベツレヘムの馬小屋でお生まれになった、キリストの最初の来臨については聞いています。 あなた方も皆、キリストの最初の来臨について聞きました。 しかし、聖書のキリストの再臨についての引用などは、彼の最初の来臨の引用からすると八対一の割合で数で圧倒しています。デイビッド・ジェレミヤ博士はこのように書いています、

神学者達は、キリストの再臨に関して、新約聖書の318ヶ所を含め1845箇所の聖書の引用を数え上げている。 キリストの再臨は少なくとも旧約聖書の十七書において、そして新約聖書の十章のうち七章の割合で強調されている。 キリスト御自身が、彼の再臨について21度述べておられる。 キリストの再臨は新約聖書における最も重要な話題として、信仰の次にあげられている(David Jeremiah, D.D., What in the World is Going On?, Thomas Nelson Publishers, 2008, page 217) 。

キリストの再臨に関して聖書の最も明白な聖句の一つは、私達のテキストであるゼカリヤ書第14章4-5節そして9節です。 私達はこのテキストから三つの重要なレッスンを学びます。

I. 最初に、キリストはオリブ山に再臨される。

私は、スコーフィールドの注解はまさに正しいと確信しています。

ゼカリヤ書14章はその全ての出来事の要約である。 その[出来事の]順序は、(1)国々の集まり、第2節(“ハルマゲドン”、黙示録16章14節、19章11節の注解を参照)、(2)救出、第3節、(3)キリストのオリブ山への再臨、そして実際の背景の変化、第4-8節、(4)御国の設立、そして地上における祝福、第9-21節(The Scofield Study Bible, 1917 edition, p. 978; note on Zechariah 13:8) 。

反キリストに率いられる異教徒の世界列強は、ハルマゲドンと知られるマギドーの谷間で、イスラエルに反して彼らの軍勢を送ります。 反キリストの軍勢はエルサレムへと接近するでしょう、しかし突如として、キリストが空から再臨され、そして彼らを征服されるのです。 立って、ゼカリヤ書第14章3節から4節を朗読してください。

“その時、主は出てきて、いくさの日にみずから戦われる時のように、それらの国びとと戦われる。 その日には彼の足が、東の方エルサレムの前にあるオリブ山の上に立つ。そしてオリブ山は、非常に広い一つの谷によって、東から西に二つに裂け、その山の半ばは北に、半ばは南に移り”(ゼカリヤ書第14章3-4節)。

着席してください。

“彼の足が、東の方エルサレムの前にあるオリブ山の上に立つ”(ゼカリヤ書14章4節)。オリブ山はエルサレムの直ぐ東の方にあります。 それはイエスが捕らえられた夜に祈る為に出て行かれた、同じオリブ山です。 それは使徒行伝第1章9節から12節で記録されている、イエスが天に上げられた所と同じオリブ山です。

“こう言い終ると、イエスは彼らの見ている前で天に上げられ、雲に迎えられて、その姿が見えなくなった。 イエスの上って行かれるとき、彼らが天を見つめていると、見よ、白い衣を着たふたりの人が、彼らのそばに立っていて言った、「ガリラヤの人たちよ、なぜ天を仰いで立っているのか。 あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになるであろう」。 それから彼らは、オリブという山を下ってエルサレムに帰った。 この山はエルサレムに近く、安息日に許されている距離のところにある” (使徒行伝第1章9-12節)。

“彼の足が、東の方エルサレムの前にあるオリブ山の上に立つ”(ゼカリヤ書第14章4節)。十字架で釘を通された同じ足で、使徒行伝第1章9節で述べられているように、彼が天に上げられた同じ山に戻ってこられます。

“そしてオリブ山は、非常に広い一つの谷によって、東から西に二つに裂け、その山の半ばは北に、半ばは南に移り”(ゼカリヤ書第14章4節)。マックギー博士はこのように書いています、

大いなる実際の変化は、ここで我々に知らされている。偉大な地震が生じ、オリブ山は真っ二つに裂ける 半ばは北に、半ばは南に移る。“非常に広い一つの谷によって”(J. Vernon McGee, Th.D., Thru the Bible, Thomas Nelson Publishers, 1982, volume III, p. 986)。

それが、最初の要点―キリストはオリブ山に空から再臨されるという事です。

II. 次に、キリストは彼の全ての聖者と共に再臨される。

第5節の終りの方に気をつけて下さい。

“こうして、あなたがたの神、主はこられる、もろもろの聖者と共にこられる”(ゼカリヤ書第14章5節)。

これは、全ての以前に空中に上げられたクリスチャン達が、キリストに従ってオリブ山へと空から下ってくるという事です。これは、エノクにより最初に預言されました。

“アダムから七代目にあたるエノクも彼らについて預言して言った、「見よ、主は無数の聖徒たちを率いてこられた”(ユダの手紙第14節)。

そして、ヨハネは黙示録第19章14節でキリストが反キリストの軍勢を滅ぼす為に、オリブ山に下って来られる時に、“天の軍勢が・・・彼に従った”と述べています。 ジェレミヤ博士はこう言います、

キリストの再臨の際、キリストに従った天の軍勢は聖徒達や御使い達によって成り立つ、あなた方や私のような人達は、大いなる力を持つ天の聖なる人達と共に立ち・・・彼らは戦わない。 イエス御自身が反逆者達を絶たれる(David Jeremiah, 同書, p. 224) 。

“主はこられる、もろもろの聖者と共にこられる”
      (ゼカリヤ書第14章5節)。

マックギー博士はこのように述べています、

これは非常に興味深い聖句である。それがイエス・キリストの地上への再臨の描写である。天の軍勢がイエスに従う事を告げている黙示録第19節に、それを見出す((J. Vernon McGee, 同書)。

それはゼカリヤの、キリストが彼の聖者達と共に、反キリスト勢軍を征服する為に再臨されるという、預言の二番目の要点です。 歴史を隔てた全ての回心者が、その時にキリストと共に地上に再臨するのです。

一万かける一万
   ころもの輝きの中にきらめき、
贖われた聖者の軍隊は、
   斜光の中に集結する;
死と罪を伴った戦い;
   その戦いは全て終わり、
黄金の扉は広く開け放たれ、
   勝者は凱旋する。
(“Ten Thousand Times Ten Thousand” by Henry Alford, 1810-1871).

ジョン・セニックとチャールズ・ウェスリーはこう書きました、

ひとたび死にたる
   かみの子イエスは、
くもにのりたまい
   この世にきたる
ハレルヤ!ハレルヤ!
   たれも主をみよ
(“Lo! He Comes” by John Cennick, 1718-1755;
     altered by Charles Wesley, 1707-1788).

III. 最後に、キリストは御自身の地上での王国を建てられるために戻ってくる。

立ってゼカリヤ第14章9節を声を出して読んでください。

“主は全地の王となられる。 その日には、主ひとり、その名一つのみとなる”(ゼカリヤ書第14章9節)。

着席してください。キリストは、その日には地上全体を統治する王になります。ついに、クリスチャンが二千年の間祈った祈りが聞かれるのです。

“御国がきますように。 みこころが天に行われるとおり、地にも行われますように”(マタイによる福音書第6章10節)。

ヨハネの黙示録第20章4-6節を開けてください。 声を出してこれらの節を読んでください。

“また見ていると、かず多くの座があり、その上に人々がすわっていた。 そして、彼らにさばきの権が与えられていた。 また、イエスのあかしをし神の言を伝えたために首を切られた人々の霊がそこにおり、また、獣をもその像をも拝まず、その刻印を額や手に受けることをしなかった人々がいた。 彼らは生きかえって、キリストと共に千年の間、支配した。 (それ以外の死人は、千年の期間が終るまで生きかえらなかった。)これが第一の復活である。 この第一の復活にあずかる者は、さいわいな者であり、また聖なる者である。 この人たちに対しては、第二の死はなんの力もない。彼らは神とキリストとの祭司となり、キリストと共に千年の間、支配する”(ヨハネの黙示録第20章4-6節)。

エホバの証人は一千年の王国を信じています。 しかし、彼らはそこにどのようにしたら入れるのか、彼ら自身は知りません! 私はオフィスにエホバの証人の小冊子“全ての苦難はすぐに終る!”があります。 その小冊子の終いに、“その終わりはいつ来て、誰が助かるのか?・・・エホバの意思を学びそれを行う人達”とあります(“All Suffering Soon to End!,” Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania, 2005, p. 6) 。 そうです、エホバの証人は、王国へ入る方法は、神の真実を“学び”そして“それを行う”ことだと教えています。それは大きな間違いです。 それは行いによる救い―すなわち、何かを“学び”それを“行う”ことによる救いの間違いです!奇妙な事に、エホバの証人の間違いは、彼らがしばしば非難するローマ・カトリックの間違いとすごく似通っています。 カトリックとエホバの証人の両方は、行いによる救い、学んだり実行したりすることによる救いを教えているのです!

しかし、聖書それ自体は、救いは、学んだり行いによってではなく恵みによる、と教えています。決して人の努力によってではなく、恵みそれのみによるのです。

“あなたがたの救われたのは、実に、恵みにより、信仰によるのである。それは、あなたがた自身から出たものではなく、神の賜物である。決して行いによるのではない。それは、だれも誇ることがないためなのである”(エペソ人への手紙第2章8-9節)。

ジョン・ニュートンは言いました、

おどろくばかりの
   めぐみなりき
このみのけがれを
   しれるわれに

めぐみはわがみの
   おそれを消し
まかするこころを
   おこさせたり
(『おどろくばかりの』“Amazing Grace” by John Newton, 1725-1807).

神があなたにイエスを信じる恵みを与えてくださるように。

“ふたりが言った、「主イエスを信じなさい。そうしたら、あなたもあなたの家族も救われます」”(使徒行伝第16章31節)。

(説教終了)
ハイマース博士の説教は毎週インターネットでご覧になれます。
www.realconversion.com “Sermon Manuscripts” をクリックしてください。

クレイトン L. チャン医師による、説教前の朗読: 使徒行伝第1章1-11節。
ベンジャミン キンケイド グリフィス氏による説教前の独唱:
“Ten Thousand Times Ten Thousand” (by Henry Alford, 1810-1871).

要 綱

キリストの地上での王国

R. L. ハイマース、Jr. 神学博士 著

“その日には彼の足が、東の方エルサレムの前にあるオリブ山の上に立つ。 そしてオリブ山は、非常に広い一つの谷によって、東から西に二つに裂け、その山の半ばは北に、半ばは南に移り、わが山の谷はふさがれる。裂けた山の谷が、そのかたわらに接触するからである。そして、あなたがたはユダの王ウジヤの世に、地震を避けて逃げたように逃げる。こうして、あなたがたの神、主はこられる、もろもろの聖者と共にこられる。・・・主は全地の王となられる。その日には、主ひとり、その名一つのみとなる”(ゼカリヤ書第14章4-5, 9節)。

I.   最初に、キリストはオリブ山に再臨される。
ゼカリヤ書第14章3-4節; 使途行伝第1章9-12節。

II.  次に、キリストは彼の全ての聖者と共に再臨される。
ゼカリヤ書第14章5節;ユダの手紙第14節;
ヨハネの黙示録第19章14節。

III. 最後に、キリストは御自身の地上での王国を建てられるために 戻ってくる。
ゼカリヤ書第14章9節;マタイによる福音書第6章10節;
ヨハネの黙示録第20節4-6節; エペソ人への手紙第2章8-9節;
使徒行伝第16章31節。