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ノアの時代―その2
(創世記からの説教、その十三)
R. L. ハイマース, Jr. 神学博士 著

THE DAYS OF NOAH – PART III
(SERMON #14 ON THE BOOK OF GENESIS)
by Dr. R. L. Hymers, Jr.

ロスアンゼルスのバプテストタバナクル教会にて  
2007年8月12日、主の日の晩の説教

A sermon preached on Saturday Evening, August 18, 2007
at the Baptist Tabernacle of Los Angeles

“人の子の現れるのも、ちょうどノアの時のようであろう”
(マタイによる福音書第24章37節).

キリストは、弟子達は御自分の再臨と、この世の終わりのおおよその時を知るであろう、と言われました。 彼は、多くの前兆を挙げられました。 しかし、主要な前兆が私達のテキストで挙げられています。

“人の子の現れるのも、ちょうどノアの時のようであろう”
      (マタイによる福音書第24章37節)。

キリストは、この世の最後には、大洪水以前のような状況が繰り返されるであろうと弟子達に語られました。 キリストは、ノアの時代のような世の中の状況を見るその時に、この世の最後、そして、彼の再臨が近づいている事を知るであろう、と彼らに言われたのです。

私は前回、私達の時代とノアの時代の三つの類似点について話し、これらの要点を挙げました、 


1.  背教の時代―そして、今日そのような背教がある事。

2.  進み動く時代―そして、今日移動が増進してきた事。

3.  多くの人々が許されることのない罪を犯した時代―そして、今日多くの人々が許されることのない罪を犯している事。


では、私達の時代がノアの時代と似かよっている、更に三つの 要点を考慮してほしいと思います。


(1)  他重婚(複合的な結婚)

(2)  広範囲な規模における悪魔の影響

(3)  頻繁なる邪悪な思考の傾向

I. 最初に、ノアの時代には多重婚があった。

私達のテキストに続く節ではこのように書いています、

“すなわち、洪水の出る前、ノアが箱舟にはいる日まで、人々は食い、飲み、めとり、とつぎなどしていた”
       (マタイによる福音書第24章38節)。

マチュー・ヘンリー(Matthew Henry)は、それについてこのように指摘しています。 

彼らは、その事[食い、飲み、めとり、とつぎ]において、過度であり、不節制であり、そして、世の中の価値や利益による楽しみを追い求める事に徹底していた;彼らは、これらの事に全てを費やした (Matthew Henry’s Commentary, note on Matthew 24:38) 。

では、創世記の第4章19節を私と一緒に開いて下さい。

“レメクはふたりの妻をめとった。 ひとりの名はアダといい、ひとりの名はチラといった” (創世記第4章19節)。

イエスが話された、ノアの時代の結婚について強調された点は、人々がひとり以上の妻をめとり始めるまでに至ったことです。 レメクは神の律法を破り、二人目の妻をめとった歴史上最初の人でした。

イエスは偽善者に話された際に、創世記第2章24節を引用されました。

“「あなたがたはまだ読んだことがないのか。『創造者は初めから人を男と女とに造られ、そして言われた、それゆえに、人は父母を離れ、その妻と結ばれ、ふたりの者は一体となるべきである』。彼らはもはや、ふたりではなく一体である。だから、神が合わせられたものを、人は離してならない」”(マタイによる福音書第19章4‐6節)。

“そこでわたしはあなたがたに言う。 不品行のゆえでなくて、自分の妻を出して他の女をめとる者は、姦淫を行うのである」”
      (マタイによる福音書第19章9節)。

私が幼かった頃には、離婚はほとんど無かったです。 それはまれな事でした。 当時、それはとても不名誉で、不面目な事でした。 しかし、今では、離婚には誰も注目しないほど増加してきました。 実際、現在では多くの若い人達は、結婚する事さえしません。 彼らは、ただ一緒に引っ越して、一緒に住むだけです。

これらの全ての事はノアの時代に起こった事の反復である事を 知っておくべきです。 アメリカは幸せな家庭の喜びを決して味わった事のない若い人達で満ちています。 家庭の崩壊は、犯罪、麻薬使用、アルコール中毒、性的倒錯、妊娠中絶、そして、その他多くの社会問題増大の背後にある、最も主要な、ただ一つの要因です。 それ以外の何ものも、私達の精神文明の破壊の要因となったものはありません。 デハーン博士(Dr. M. R. DeHaan)はこのように述べています、

大洪水以前の時代以来、歴史上決してなかったこの状況は、大変一般的であった。 そして、主が、“人の子の現れるのも、ちょうどノアの時のようであろう”と言われた時、言及された事は疑いもなくこの事であった (M. R. DeHaan, M.D., The Days of Noah, Zondervan, 1971, page 44) 。

II. 次に、広範囲な規模における悪魔の影響

創世記の第6章1節を開いて下さい。

“人が地のおもてにふえ始めて、娘たちが彼らに生まれた時、神の子たちは人の娘たちの美しいのを見て、自分の好む者を妻にめとった。 そこで主は言われた、「わたしの霊はながく人の中にとどまらない。 彼は肉にすぎないのだ。 しかし、彼の年は百二十年であろう」。 そのころ、またその後にも、地にネピリムがいた。 これは神の子たちが人の娘たちのところにはいって、娘たちに産ませたものである。 彼らは昔の勇士であり、有名な人々であった”
      (創世記第6章1‐4節)。

この引用した部分の一般的な解釈は、神の子達とはセツの敬虔な子孫達で、人の娘達とはカインの子孫達であったという事です。 スコーフィールド・バイブルの創世記第6章4節に関する記述では、そのような見解を述べています。 しかし、デハーン博士(Dr. M. R. DeHaan)はこの見解は誤っているという四つの理由を指摘しています。 これらがそのうちの二つです。

(1)  セツの子孫達はみな女であり、カインの子孫達は男であったのであろうか? 全てのセツの子孫達は信者であり、カインの全ての子孫達は不信者であったのであろうか?

(2)  どのように勇士達、偉大な名声の人達の生まれ、際立った知性などを、不信者と信者との結びつきの結果として釈明できようか? クリスチャンが救われていない人と結婚する場合、彼らの子供達は他の子供達と(身体的、精神的、または知的に)何の係わり合いも無い。 人の信仰はその子供達に何の身体的な影響も与えない。 ではどうしたら、我々は、創世記第6章にあるこのような結びつきによる子供達が、ネピリムと呼ばれている巨大な奇形の者達だった事を釈明できようか?


デハーン博士は、“これらの事実だけでは、一般的に受け入れられている説明をまったく支えきれない。 それゆえに、我々は、この罪は・・・結果として、ネピイムと呼ばれる巨大な奇形の者達の誕生に至った。 すなわち、落ちた御使い達(悪魔達)と人の子らとの間の超自然的な結びつきがあったと判断する” (ibid., p. 142) 。

ヨブ記の第1章で、私達は誰が“神の子”であるかが分かります。

“ある日、神の子たちが来て、主の前に立った。 サタンも来てその中にいた”(ヨブ記第1章6節)。

そして、ヨブ記第2章1節で私達は同じ事を読み取ります。

“ある日、また神の子たちが来て、主の前に立った。 サタンもまたその中に来て、主の前に立った”(ヨブ記第2章1節)。

これらの節の中で、御使い達は“神の子”と呼ばれており、サタンが彼らと共にいました。 これはサタンと全ての落ちた御使い達は、神によって造られたと言う意味であり、罪を犯す前は彼らは神の創造物だったのです。 ですから、サタンと落ちた御使い達は、ヨブ記のこれらの節で“神の子たち”と呼ばれているのです

では、創世記第6章4節を見て下さい。 (英語版の聖書で)“巨人”と訳されているこの言葉は、へブル語の“ネピリム”から来ており、“落ちたもの達”という意味です。 彼らの名前は、ここで、落ちた御使い達についての引用があるもう一つの表示です

ダラス神学学校の旧約聖書の故教授メリル・アンガー博士(Dr. Merrill F. Unger)もまた、この見解を支持しています。 彼はこのように述べています。

これは天使としての生き物達が、人間の娘たちと結ばれた時に、ネピリムが地上に現れた・・・と言う意味である。 落ちた天使達は、自然界の範囲内で、人には理解できないやり方で、男として、人類なる女と性的な交わりを持つ事が出来る。 オカルト文学は、オカルト信仰の一般的な不法を例証しているように、そのような超人的な並外れた事などで満ちている (Merrill F. Unger, Ph.D., Unger’s Commentary on the Old Testament, Moody Press, 1981, volume I, p. 37) 。

聖書は“自分たちの地位を守ろうとはせず、そのおるべき所を捨て去った御使たち”(ユダの手紙第6節)と私達に語っています。 次の節で、彼らは“不自然な肉欲に走ったので”と私達は教えられています。 それがアンガー博士の見解が、正しい本筋に基づいている事を明白にしています。 私自身は、悪に取り付かれた人達のことが、おそらく創世記第6章1節から4節で述べられていると信じます。

“人の子の現れるのも、ちょうどノアの時のようであろう”
      (マタイによる福音書第24章37節)。

サタンがノアの時代にしたような事を繰り返している事は、霊的な巨匠でなくても分かります。 悪魔は人々を堕落、オカルト、そして性行動の乱用などへと導いています。 今日、 これは多くの人達を悪魔に取り付かれるように仕向けます。 ポルノ写真、 オカルト、そして不道徳な性行動などを通して、ちょうど彼らがノアの時代に行ったように、悪魔達は人々の生活を通じて権力を獲得しています。

III. 最後に、ノアの時代には頻繁に邪悪な思考があった 。

創世記の第6章5節を開いてください。

“主は人の悪が地にはびこり、すべてその心に思いはかることが、いつも悪い事ばかりであるのを見られた” (創世記第6章5節)。

アンガー博士は、こう言っています。

人の邪悪の深刻さはすでに述べられた事によって明らかにされた―すなわち、悪の超自然現像・・・オカルトの範囲による自然的な天球の侵略・・・サタンそして悪の力は、最初に思考による過程を捕らえ、それから 大洪水以前の人達における行為を支配した (Unger, op. cit., page 37) 。

聖書は、サタンや悪の権力は思考を捕らえ、それから、今日の人々の行動を支配する、と私達に語っています。 実際、聖書は、全ての回心していない人は悪魔により影響されている、と言う事を教えています。 サタンは“不従順の子らの中に今も働いている霊”(エペソ人への手紙第2章2節)と呼ばれています。 もし、神があなたをあきらめられるのであれば、あなたは正に大洪水以前の人達と同じようになるでしょう。 もし、神があなたを放って置かれるならば、“すべてその[あなたの]心に思いはかることが、いつも悪い事ばかりである[であろう]”(創世記第6章5節参照)。

サタンはすでに、あなたの心を盲目にしているので、あなたは福音を信じず、救われる為にキリストを信頼しないのです。

“もしわたしたちの福音がおおわれているなら、滅びる者どもにとっておおわれているのである。 彼らの場合、この世の神[サタン]が不信の者たちの思いをくらませて・・・”
      (コリント人への第二の手紙第4章3‐4節)。

あなたの福音に対する拒絶に関して、正に悪魔による何かが確かにあるのです。 あなたは失われた状態にいます、なぜなら、あなたは―サタンの糸にあやつられた―操り人形になったからです。 しばらくすると、サタンは、あなたをおもちゃのように扱う事に飽きてしまい、子供が古いおもちゃを捨てるように、そこで、彼はあなたを捨てるでしょう。 悪魔が糸をあやつる事に飽きてしまえば、あなたはもう彼の操り人形ではなくなるのです。 そしてあなたは、地獄へと落とされ―永遠なる苦しみの中で燃やされるでしょう。

私は、あなたが悪魔の操り人形としてこのまま続く事は愚かだと思います。 あなたの―自尊心と罪で満ちた―心を見なさい。 あなたの思いを―暗闇と邪悪な思いで満ちた―思いを鑑みなさい。 あなたの―神なくしてどこにも行きようのない―人生に目を向けなさい、そして、あなたの―キリスト無くしての希望のない―将来に目を向けなさい。

私はあなたに、自分の心と生き方を吟味するよう、そして、自分自身を救うような望みをあきらめるよう懇願します。 そうして、あなたの罪から向きを変え、神なる御子、キリストに来るように懇願します。 キリストは天国で生きておられます。 キリストに向かいなさい、そうすれば御自分の御血によりあなたの罪を洗い清めてくださいます―そして、彼が悪魔による支配から、あなたを解放して下さるでしょう。 キリストはあなたを救う為に、そして開放する為に来られました。 今、キリストに向かい、彼を完全に信じなさい! そこで、あなたはこのように歌えるでしょう、

驚くべき御めぐみ!なんともやさしい響きであろうか、
それは私のような惨めな者をも救い!
かつて私は失われた者、されぞ、今は見つけられ、
盲目であったが、今こそ我見えし。
   (“Amazing Grace” by John Newton, 1725-1807).

(説教終了)
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クレイトン L. チャン医師による説教前の聖書の朗読: 創世記第4章16-21節;第6章1-5節。
ベンジャミン キンケイド グリフィス氏による説教前の独唱:
“Amazing Grace” (by John Newton, 1725-1807).

ノアの時代―その2
(創世記からの説教、その十三)
R. L. ハイマース, Jr. 神学博士 著

“人の子の現れるのも、ちょうどノアの時のようであろう”
(マタイによる福音書第24章37節).

I.   最初に、ノアの時代には多重婚があった。
マタイによる福音書第24章38節;創世記第4章19節;
マタイによる福音書第19章4‐6節;
マタイによる福音書第19章9節。

II.  次に、広範囲な規模における悪魔の影響
創世記第6章1‐4節;ヨブ記第1章6節;
ヨブ記第2章1節;ユダの手紙第6‐7節。

III. 最後に、ノアの時代には頻繁に邪悪な思考があった 。
創世記第6章5節;エペソ人への手紙第2章2節;
コリント人への第二の手紙第4章3‐4節。