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悪魔との出会い

R. L. ハイマース Jr. 神学博士 著

ENCOUNTERING A DEMON
by Dr. R. L. Hymers, Jr.

ロスアンゼルスのバプテストタバナクル教会に於いて
2005年10月23日、主の日の朝に説かれた説教

A sermon preached on Lord’s Day Morning, October 23, 2005
at the Baptist Tabernacle of Los Angeles

『すなわち人の熟睡するころ、夜の幻によって思い乱れている時、恐れがわたしに臨んだので、おののき、わたしの骨はことごとく震えた。 時に、霊があって、わたしの顔の前を過ぎたので、わたしの身の毛はよだった。 そのものは立ちどまったが、わたしはその姿を見わけることができなかった。一つのかたちが、わたしの目の前にあった。 わたしは静かな声を聞いた、』(ヨブ記第4章13-16節)


この時期になると、あなた方は幽霊のことを思わないではいられないでしょう。 ドラッグストアーやスーパーマーケットに行くと、お化けのような顔の仮面や絵がじっとあなた方を見つめるでしょう。 テレビをつけても、このような画像は避けられないでしょう。 あなた方がどこへ行こうとも、気ちがいじみたホリデーの『ハロウィーン』が近づくにつれて、おばけや悪鬼の絵があなた方を睨みつけています。    

幽霊などというものは実際存在するのでしょうか。 わたし達が信頼のできるインフォメーションを得られる唯一のものは聖書です。 聖書だけが霊的なことに関して真実を明らかにします。 わたしは、この主題について調査研究をしたときは、多くの注解書や本を参照しましたが、結局は聖書に戻ります。 聖書のみが『こうして、予言の言葉はわたしたちにいっそう確実なものになった』(ペテロの第二の手紙第1章19節)とあるように、わたしは幽霊について真実を知るために、神の信頼できる確かな言葉である聖書に行き着かなければだめです。    

世間一般のひとは、幽霊は死んだひとの魂であると言います。 ひとが死んだときに魂は肉体を出て、この世をさまよい、特にハロウィーンの時期にわたし達を怖がらせると言っています。 かれらの言っていることは正しいのでしょうか。 かれらが信じていることは正しいのでしょうか。 いいえ、かれらは決して正しくはありません。 聖書によれば、幽霊は死んだひとの魂では ない のです。 聖書は死人の魂は直接天国もしくは地獄に行く、と言っています。 この世をさまよい、わたし達を怖がらせに出てきたりはしません。    

ですから、わたしは幽霊は離脱したひとの霊であるとは信じません。 しかし、わたしはサタンの存在を信じますし、悪魔の存在をも信じます。 聖書はかなり多くの箇所でこれらの悪い霊について語っています。 わたしは、エリパズは悪魔に出会ったのだと思います。 ヨブ記の一番最初の1章にサタンはヨブにつきまとったとあります。 わたしは、サタンはヨブを落胆させるために、悪魔を送り込み、このメッセージをエリパズに授けたと思います。 かれは悪魔のさまざまな攻撃に非常に苦しみ、かれの友人でもあるエリパズのアドバイスは、ヨブを落胆させるためのただもう一つの悪魔のトリックだったと信じます。 注意して今日のテキストをみましょう。 サタンと悪魔について3つの大いなる真実を学ぶでしょう。  

I. 第一に、悪魔の霊はほんとうに存在します。    

では、第12節から15節を声を上げて読みましょう。 これらの言葉はヨブの友人のエリパズの言葉です。

『さて、わたしに、言葉がひそかに臨んだ、わたしの耳はそのささやきを聞いた。 すなわち人の熟睡するころ、夜の幻によって思い乱れている時、恐れがわたしに臨んだので、おののき、わたしの骨はことごとく震えた。 時に、霊があって、わたしの顔の前を過ぎたので、わたしの身の毛はよだった。』(ヨブ記第4章12-15節)

着席してください。    

この「霊」がエリパズに臨んだのは深夜でした。 聖書は、エリパズは眠ていた、とは言っていませんが、『すなわち人の熟睡ころ』(ヨブ記第4章13節)の夜でした。 古典的な注釈者であるマチュウ・プールは、『それは深夜で、一般の人は熟睡している頃なので、エリパズは寝てはいなかったけれでも、必然的に見てそのように思われる』(Matthew Poole著、A Commentary on the Whole Bible、Banner of Truth Trust、1979年再版、ボリュームI、930ページ)    

暗闇の中でエリパズは、『時に、霊があって、わたしの顔の前を過ぎたので、わたしの身の毛はよだった』(ヨブ記第4章15節) かれは『恐れがわたしに臨んだので、おののき、わたしの骨はことごとく震えた』(ヨブ記第4章14節)  かれは骨の芯から怖がった。    

わたしは、愚かにも映画館で放映された「エクソシスト」をみた若い青年を知っています。 かれは映画の中で恐ろしく描写された悪魔のため、ひじょうに煩わされ、その後数日間は夜に眠れなかったのです。 また、義理の母親が毒を飲んで自殺をした若い青年を知っています。 母親はとてもひどい死に方で亡くなりました。 葬式では、閉まっていたお棺の隙間から毒の臭いをかれは嗅ぐことができるほどでした。 その葬式の後の晩は、かれは何度も何度も眠れずに目が覚めました。 布団がかれの顔に触れるたびに目が覚め、暗闇の中で震えました。 わたしは両方ともエリパズが経験した悪魔体験と似たようなものであると信じます。    

そうです、サタンや悪魔は存在します。 聖書がそう言っています。 われわれの主イエスキリストはこの地上で奉仕をされていたときに、数多くのサタンならびに悪魔に出会いました。 そして、使徒パウロは、かれを『打つ』ために、そしてかれを悩ますために送られた『サタンの使い』について話しています。 (コリント人への第二の手紙第12章7節) ヘンリーMモーリス博士はパウロを悩ました『サタンの使い』は悪魔であったといい、わたしはかれは正解だと思います。 (ヘンリーMモーリス博士著、The Defender’s Study Bible, ワールドパブリッシング、1995年、ページ1289)    

モーリス博士は エリパズを怖がらせた『霊』は『悪霊』であっておそらくサタン自身かもしれないと言っています。(同書) この章に関しての説明ではこれはもっともベストな説明だと思います。 悪魔たちはかっては天使であったが、神への反抗のためサタンと共に天から追い出されました。 聖書ではこれらの悪魔についてこう言っています。 『主は、自分たちの地位を守ろうとはせず、そのおるべき所を捨て去った』(ユダの手紙第6節) ある悪霊たちは地獄の暗闇の中に落とされ、ある悪霊たちは行く末の裁きがくるまで、この世をさまようことを許されました。 かれらはイエス様が4つの福音書の中で、しばしば出会った悪魔たちとなりました。これらの悪霊たちのひとつがエリパズに深夜現われ、ひどくかれを怖がらせました。 そして、悪魔はかれにささやきました。 悪魔はエリパズはヨブにそのメッセージをくりかえしささやくであろうと知っていました。 そうです、悪霊は実際に存在します。 使途パウロは悪魔について以下のように言っていあmす。

『わたしたちの戦いは、血肉に対するものではなく、もろもろの支配と、権威と、やみの世の主権者、また天上にいる悪の霊に対する戦いである』 (エペソ人への手紙弟6章12節)

クリスチャンはみな悪魔の力に対して、『戦かって』いるのです。 だから毎朝『この世の暗闇』を通してあなた方を守り導いてくれるよう、神に祈ることは大変に大事です。    

そうです、わたしは悪霊を信じます。 そして、悪魔はエリパズにその晩深夜遅く臨んだことを信じます。    

もしあなた方がまだクリスチャンでないならば、聖書が言っているように、サタンと悪魔は全力を尽くしてあなた方をキリストから遠ざけ、救いの妨げをしようとしています。 イエス様はこう言いました。

『悪魔によってその心から御言が奪い取られる人たちのことである』(ルカによる福音書題8章12節)

あなた方が福音の説教を聞くとき、悪魔の力は全力を尽くしてあなた方の心から聞いた言葉を『奪い取り』、あなた方がイエス様に来て改宗をすることを妨げるでしょう。 あなた方がもし救われたいのであれば、あなた方の頭の中にうかんでくる無信の思いに対し、反抗しなければなりません。 今日のテキストの中にはもう一つのレッスンがあります。

II. 第二に、悪霊は間違った教えをします。    

もう一度起立してください。 そして、16節から20節を読んでください。 16節は悪魔について多少語っています。 そして、悪魔がエリパズに臨んだ悪魔のメッセージがかいてあります。

『そのものは立ちどまったが、わたしはその姿を見わけることができなかった。 一つのかたちがわたしの目の前にあった。 わたしは静かな声を聞いた、 人は神の前に正しくありえようか。 見よ、彼はそのしもべをさえ頼みとせず、その天使をも誤れる者とみなされる。 まして、泥の家に住む者、ちりをその基とする者、しみのようにつぶされる者。   彼らは朝から夕までの間に打ち砕かれ、顧みる者もなく、永遠に滅びる』(ヨブ記第4章16-20節)

着席してください。    

エリパズは悪魔をはっきりと見ることはできなかったです。 暗闇の中に静かな間合いがあり、奇妙なささやきの声が悪魔からありました。 それは、『人は神の前に正しくありようか』(ヨブ記第4章17節) これはほとんど深い思考ではなかった! バーノンマギー博士は指摘しました。

これは新しいことではない。 人は神の前に正しくありえようか。 もちろんそうではありません。 だれでもそういうことは知っているし、学ぶ必要はなかった。 夜の睡眠を無駄にしてまで、そういうことに関わることもないとわたしは思う。 特にここでそれをもちあげるひつようはない。(J バーノン マギー神学博士著、Thru the Bible, トーマスネルソン、1982年、ボリュームII、ページ596)    

わたしにはメーソン団に所属していた叔父がいました。 わたしが最初にクリスチャンになる興味を抱いたとき、かれはメーソン団の信仰を教え始めました。 わたしはまだ救われてはいませんでしたが、メーソンの教えは聖書に基づいていないし、間違っている、とわかっていました。 わたしは今信じますが、メーソンの教えはエリパズの『幻』と同じよりどころから来ています。 聖書ではそれらを『悪魔の教』と呼んでいます。 聖書は、

『しかし、御霊は明らかに告げて言う。 後の時になると、ある人々は、惑わす霊と悪霊の教とに気をとらわれて、信仰から離れ去るであろう』(テモテへの第一の手紙第4章1節)

このようにサタンと悪魔がこのような間違った教えを教会の中で広めます。 たとえば、キリストの血はわたしたちの罪を洗い流すことはもう不可能だとか。 しかし、聖書はこの教えは悪魔の教えであって、間違いであることを明確にしています。

『御子イエスの血が、すべての罪からわたしたちをきよめるのである』 (ヨハネの第一の手紙第1章7節)

クリスチャンでない他の世界の宗教、たとえば仏教、ヒンズー教、そしてイスラム教は、すべてサタンや悪魔のよりどころから啓示を受けています。 何億人ものひと達は悪魔の霊的な束縛につながれ、最後には、地獄その中に落ちていきます。 なぜならば、かれらは、悪魔が間違った宗教の教師に話した教えに聞き入り、聖書を信仰と実践のための唯一の手引きとしないからです。    

この悪霊が教えた間違いの一つは20節の中にあります。 立ってその節を声を上げて読んでください。

『彼らは朝から夕までの間に打ち砕かれ、顧みる者もなく、永遠に滅びる』(ヨブ記第4章20節)

着席してください。    

これはまったくの偽りです。 神はわたしたちを顧みてくださいます。 神はわたし達が迫害やトラブルにあう時は、慈悲と愛とをもってわたし達と共にいてくださいます。 使途パウロは殴られ、生きたまま海の中に投げ込まれました。 かれは死に至るまで石を投げつけられもしました。 盗難にも遭いました。 かれは苦しみや飢え、寒さや裸でいたこともありました。(コリント人への第二の手紙弟11章23-28節) それでもパウロはこれらの苦しみの中で神が共にいらっしゃることを知っていました。 悪魔が次の言葉を言った時、パウロは、エリパズに臨んだ「霊」は間違いであると言ったことでしょう。

『彼らは朝から夕までの間に打ち砕かれ、顧みる者もなく、永遠に滅びる』(ヨブ記第4章20節) 

パウロはヨブ記から、おそらくこころから、これらの節を知っていたのでしょう。 パウロは、その「霊」がエリパズに与えた言葉はまったく、根も葉もない偽りで、聖書に対して不真実であることを知っていたのでしょう。    

これは、今日のテレビで見る俗に言う「信仰教師」の間違った教えです。 かれらは、もし十分な信仰をもつならば、あなた方は繁栄し金持ちになる、とか人生においていかなる苦労も病気もしないでしょうと話すでしょう。 この教えのよりどころは悪魔的で、エリパズに臨んだ間違った繁栄の教えを与えたのと同じ悪魔です。    

もう一つの、悪魔がエリパズに与えた間違いの教えは第7節にあります。

『考えてみよ、だれが罪のないのに、滅ぼされた者があるか。どこに正しい者で、断ち滅ぼされた者があるか』(ヨブ記第4章7節)

驚くことに、今日このようなことを信じる人がまだいるなんてわたしには信じられません。 「繁栄教師」は、もしあなた方がよいクリスチャンであれば、苦しみや迫害を経験することはないでしょう、と教えています。 どこからそのようなアイデアをもってきたのでしょうか。 聖書からではありませんよ。 かれらは、直接あるいは間接的にサタンや悪魔から得ました。

『だれが罪のないのに、滅ぼされた者があるか。どこに正しい者で、断ち滅ぼされた者があるか』(ヨブ記第4章7節)

聖書を開いてください。 それに対する多くの答えを見つけられるでしょう。 正しいアベルは、邪悪な兄弟のカインに殺されました。 正しいヨセフはかれの邪悪な兄弟たちに奴隷として売られていきました。 ヘブル人への手紙の第11章には、艱難に耐え迫害に遭った正しく無実な人々の長いリストが書かれてあります。 その中には、『神の民と共に虐待されること』(へブル人への手紙第11章25節)を選んだモーセも含まれています。 そして、へブル人への手紙の第11章の終わりで、多くの無実な正しい人々は、

『あるいは、石で打たれ、さいなまれ、のこぎりで引かれ、つるぎで切り殺され、羊の皮や、やぎの皮を着て歩きまわり、無一物になり、悩まされ、苦しめられ』(へブル人への手紙第11章37節)

もちろんこれらの人々はすばらしく、神の人たちでしたが、かれらは非常な艱難に遭いました。 しかし、決してかれらが罪深いからではなく、わたしたちはサタンと悪魔の力に支配されている朽ちた世の中に生きているからです。    

キリストご自身偽って捕まり、裁かれ、半殺しにされ、わたしたちの罪のために十字架に釘付けにされました。 キリストほど正しく、無実なひとはかっていませんでした。 そしてかれこそがわたし達の模範で、暗黒の夜にエリパズに間違った教えを語りかけた悪魔なんかではありません。 わたし達が苦難に遭うとき、神はヨブと一緒におられたように、わたし達と共にいてくださいます。 これらの偉大な聖書の真実を、テレビで繁栄や楽な人生を教えている偽教師に教えようではないか。 わたしが聖書から引用した節をかれらそしてエリパズの悪魔に見せ、かれらがまったく偽りであることを示そうではないか。 いつの時にも、よいクリスチャンは大きな艱難を忍ばなければならず、神は艱難を通してあなた方と共におられるでしょう。    

来週の主の日は宗教改革の日曜日です。 わたしたちは、マーチンルーテルが、カソリック教会で救いに対する偽りの教えにチャレンジするため、95箇条をヴィッテンベルクの教会の扉に釘つけたその日を偲びます。 ルーテルはその後の自分の人生を危険にさらされました。 しかし、かれはプロテスタント宗教改革の聖歌となった偉大な賛美歌を作詞しました。 その歌の中で、かれは言っています。

 

この世は悪魔で満ち、われわれを恐怖にあわせるかもしれないが;
われわれは恐れない、なぜなら神がわれわれを通して御自分の真実を意図されるから。
暗黒のプリンスは厳格だが、われわれはかれに慄かない;
われわれはかれの激怒を厭わない、なぜなら、おお かれの破滅は明白である。
ひとつのわずかな言葉はかれを打ち倒す。
   (”A Mighty Fortress Is Our God” マーチン ルーテル作詞、1483-1546)

そして、その「ひとつのわずかな言葉」とは、キリストイエス様の名前です。 わたしたちはキリストイエス様により戦勝者以上のものです。

III. 第三に、悪霊は決してわたしたちの権威もしくはガイドとなるべきではない。

ヘンリーMモーリス博士は、エリパズのこの悪魔との出会いについて、The Defender's Study Bible の中でつぎのように書いています。

これは悪霊-おそらくサタン自身-がエリパズの頭の中に悪魔的に仕掛けられたヨブに対しての非難で、後でヨブの信仰を徐々に蝕ばもうとしたものである。 その霊は神の憤然な正義さとひとの罪の不品行さを強調し、そこには神の愛そして救いの恩恵をまったく感じさせない。  これは、外観はどうであれ、ヨブは神の裁きに苦しむ罪びとであることをエリパズに確信させるにいたった。(同書)

わたしはヨブがエリパズの悪魔的なアドバイスを信じなかったことを大変うれしく思います。 むしろ、かれは自分の艱難そして迫害に際し、毅然と立ち尽くしました。 かれのすべての苦難の中、ヨブは聖書の中の偉大な答えのひとつを与えました。 かれ曰く、

『見よ、彼はわたしを殺すであろう。 わたしは絶望だ。 しかしなおわたしはわたしの道を彼の前に守り抜こう』(ヨブ記第13章15節)

これらのヨブの言葉は、苦難にある多くの者にとって非常な慰めとなった。

『見よ、彼はわたしを殺すであろう。 わたしは絶望だ。 しかしなおわたしはわたしの道を彼の前に守り抜こう』(ヨブ記第13章15節)

それはわたしたちが取るべき態度でもあるべきである。 わたしたちに臨む艱難そして苦難がなんであろうとも、わたし達はヨブが神について言ったことを覚えておくべきです。

『見よ、彼はわたしを殺すであろう。 わたしは絶望だ。 しかしなおわたしはわたしの道を彼の前に守り抜こう』(ヨブ記第13章15節)    

主イエスキリストはわれわれの罪の償いのため苦難を受け死ぬ、そのことのためにこの世に来ました。 かれは半殺しになるほど叩かれ、十字架に釘付けにされました。 かれは苦しみと血を流す中、あなた方の魂を救うために亡くなりました。 キリストは三日目に肉体的に死からよみがえり、天国に上げられました。 かれは今神の右座であなた方の救いを祈っておられます。    

もしキリストに来、かれに平安をのであれば、かれはあなた方をお救いになるでしょう。 スパージョン氏が言っています、『キリストに完全に横たわる』ことだと。 信仰によって、自分自身を完全に横たわりなさい、そしてかれはあなた方の罪を償うでしょう。 かれはあなた方の罪をかれの永遠につづく血によって洗い流してくれるでしょう。    

キリストに来なさい。 人や悪魔の考えにより頼むな。 キリストだけにより頼みなさい。 あなた方は『sola fide』-唯一信仰のみによって救われるでしょう。

『わたしたちを愛し、その血によってわたしたちを罪から解放し』 (ヨハネの黙示録第1章5節)

キリストに来て救われなさい。 そして、今夜6時にカムホーム、この教会に来なさい。 あなた方は説教そしてフェロシップを気に入るでしょう。 どうして孤独でいるのですか。 カムホーム、教会に来なさい。 なぜ救われないのですか。 カムホーム、神の一人子であるイエスキリストに来なさい。 

(説教終了)
ハイマース博士の説教は毎週インターネットでご覧になれます。
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クレイトン L チャン医師 (Dr. K.L. Chan) による説教前の聖書朗読:
                                                                エペソ人への手紙第6章10~13節 
ベンジャミン キンケイド グリフィス氏 (Mr. Benjamin Kincaid Griffith)
                                                                                    による説教前の独唱:

“A Mighty Fortress Is Our God”(マーチン ルーテル, 1483-1546)
“Oh, How He Loves You and Me”(カート カイザー, 1975)

要 綱

悪魔との出会い

R. L. ハイマース Jr. 神学博士 著


『すなわち人の熟睡するころ、夜の幻によって思い乱れている時、恐れがわたしに臨んだので、おののき、わたしの骨はことごとく震えた。 時に、霊があって、わたしの顔の前を過ぎたので、わたしの身の毛はよだった。 そのものは立ちどまったが、わたしはその姿を見わけることができなかった。一つのかたちが、わたしの目の前にあった。 わたしは静かな声を聞いた、』(ヨブ記第4章13-16節)

(ペテロの第二の手紙第1章19節)

I.   悪魔の霊はほんとうに存在します。
ヨブ記第4章12-15節;コリント人への第二の手紙第12章7節;
ユダの手紙第6節;エペソ人への手紙第6章12節;
ルカによる福音書第8章12節

II.  悪霊は間違った教えをします。
ヨブ記第4章16-20節;テモテへの第一の手紙第4章1節;
ヨハネの第一の手紙第1章7節;コリント人への第二の手紙第11章
23-28節;ヨブ記第4章7節;へブル人への手紙第11章25節;
へブル人への手紙第11章37節

III. 悪霊は決してわたし達の権威もしくはガイドとなるべきではない。
ヨブ記第13章15節;ヨハネの黙示録第1章5節