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アレクサメノスと彼の神

R. L. ハイマーズ Jr. 神学博士 著

ロスアンゼルスのバプテストタバナクル教会にて
2015年6月7日、主の日の朝の説教

ALEXAMENOS AND HIS GOD
(Japanese)

by Dr. R. L. Hymers, Jr.

A sermon preached at the Baptist Tabernacle of Los Angeles
Lord’s Day Morning, June 7, 2015

“誇る者は主を誇れ”。
(コリント人への手紙第一第1章31節、新改訳)

コリント人への手紙第一の最初の二章から私達は何が学べるでしょうか? 最も興味深い事柄の一つは、初期のクリスチャンについてです。 あなた方は、彼らがどんなにかキリスト中心であったかを悟らずに、これらの最初の二つの章を読み取る事は出来ません。 自分達は賢いと思った人達はキリストを拒否しました。 “十字架のことばは、滅びに至る人々には愚かであっても、救いを受ける私たちには、神の力です”(1:18)。 “私たちは十字架につけられたキリストを宣べ伝えるのです”(1:23)。 “キリストは神の力、神の知恵なのです”(1:24)。 “キリストは、私たちにとって、神の知恵となり、また、義の聖めと、贖いとになられました”(1:30)。 “なぜなら私は、あなたがたの間で、イエス・キリスト、すなわち十字架につけられた方のほかは、何もしらないことに決心したからです”(2:2)。 J・バーノン・マックギー博士はこのように語っています、

パウロは、哲学的な討論には入らなかった。・・・彼は単にキリストの十字架を宣べ続けた。彼は、十字架に付けられた救い主を説教した。それが今日、切実に必要とされる奉仕である(J. Vernon McGee, Th.D., Thru the Bible, volume 5, Thomas Nelson Publishers, 1983, p. 13; note on I Corinthians 2:2)。

“誇る者は主を誇れ”(コリント第一1:31)。

“誇り”と訳されたギリシャ語は、“自慢する”―讃える、誇りに足る、といった意味です。 使徒パウロは、キリストを讃える―キリストを誇る―キリストについて自慢するように―“主を誇れ”と私達に告げているのです。 初期のクリスチャンは、キリストについて多くを話したが為、不信者達は、彼らは死んだユダヤ人を崇拝していると言いました! マイケル・グリーン博士は、“ローマのパラティヌス丘の皇帝の使用人達の部屋で、[キリストについて語る事]の、この決意を表す、こころ動かす模範があった。 ここに、三世紀の初期に、片手を上げ崇拝する姿勢で立っている一人の少年の、[他の少年によって]描かれた絵がある。 彼の献身的な愛の対象は、十字架に付けられた人物、ロバの頭を持つ人である。 その下には、‘神を崇拝するアレクサメノス’とメモ書きされている。 明らかに、使用人達の一人はクリスチャンであり、それを恥ともしない。 また彼の学友は、彼の信仰を意地悪く嘲っている。 しかし彼はそれを恥としない。・・・他の人によって書かれた碑文は‘アレクサメノスは、忠実なり’と書かかれている。 多分にこれはその意地悪な漫画絵への応答であったろう。 私はそうであると確信する”(Michael Green, D.D., Evangelism in the Early Church, William B. Eerdmans Publishing Company, 1970, pp. 174, 175)。

私は実物の壁の落書きをコピーしました。 これは二世紀末の古代ローマのパラティヌス丘にあった、使用人達の部屋の壁から写真で取られた実画からの絵です。

Alexamenos and his God

その古代の風刺画を見た時、私の目に涙が溢れました。 それは、イエスに向かって立っている十才もしくは十二才ほどの少年です! そしてある意地悪な少年は、ロバの頭をしたイエスを崇拝している彼の姿を描いたのです! 私は、“アレクサメノスのような少年に対し、神に感謝したい”と思いました。 ローマの世界を通してキリストのメッセージを広めたのはそのような少年と少女達でした。 アレクサメノス君、私は天国で君に出会う事を待ち望みます! 彼のような若者達―今日の神に見捨てられた世代にあって、どんなに冷笑され、笑い者にされようと―キリストを誇る若い男性、また若い女性達が、私達の教会に現れる事を私は祈ります!

ダッガー一家は裁判無しに、侮辱され、そしてリンチに掛けられました。 彼らは十九人の子供がいます。 十二年前に、一人の息子が彼の姉妹を不適切に触れました。 彼の両親は彼を警察に引き渡しました。 彼はたかが十五才であった為、その犯罪記録は封印されました。 数週間前にアーカンソー州の小さな町の愚かな警察署長が、その封印された犯罪記録を開き、メディアに送りました。 彼らはこの家族を責め、苦しめ、その一家を“恐怖の家”と呼びました。 なぜメディアはこのような事をするのでしょうか? なぜなら、ダッガー一家はバプテスト教会の教会員―クリスチャンだからです!!! 二人の姉妹はフォックス・ニュースの番組に登場しました。 なぜなら、彼らはそのテレビ局だけが、彼らが平等に扱われる場所であると知っていたからです。 その若い女性達は、彼らの両親を弁護する為にフォックス・ニュースに現われたのです。 そこで私は、不愉快で、悪魔のような顔つきのウーピー・ゴールドバーグが彼らに向かって、“神を持ち込むな!”、“クリスチャンをやっつけろ! 彼らをやっつけろ! 彼らをやっつけろ!”と叫ぶのを目にしました―古代ローマで、ライオンに食いちぎられるように、クリスチャンの娘達を競技場に彼らが投げ込んで以来、事は変わっていません! ウーピー・ゴールドバーグは、ネロ、あるいはカリギュラの様に見えました。 “クリスチャンを殺せ! 彼らをやっつけろ! 彼らをやっつけろ! 彼らをやっつけろ!”と。 神よ、メディアをコントロールする人達から、私達をお助け下さい! このような無慈悲で邪悪な時代に、ここにいる一人一人の若者達が今朝、“アレクサメノスは、忠実なり”と呼ばれるようになります様に。

“誇る者は主を誇れ”(コリント第一1:31)。

すくいぬしイエスを
   あおぎみれば
おごそかのうちに
   やさしさあり
やさしさあり

ひとのこのなかに
   もとめうるや
かかるうるわしき
   みすがたをば
みすがたをば
   (『すくいぬしイエスを』“Majestic Sweetness Sits Enthroned”
      by Samuel Stennett, 1727-1795).

あなた方は、 左翼のメディアに同意してもいいでしょう! ウーピー・ゴールドバーグとリベラル主義、神を嫌うハリウッドの群集に同意してもいいでしょう! あなた方は彼らに同意できます! しかし、彼らがあなた方に提供するものは何もありません! 全く何も! 全く何も! 全く何も!―“アレクサメノスは、忠実なり!”、“アレクサメノスは、忠実なり!”、“アレクサメノスは、忠実なり!” 神よ、そうなります様に! そうなります様に!

“誇る者は主を誇れ”(コリント第一1:31)。

私達は余興の為に教会へ来るのではありません。 ラスベガスのクラブで歌う歌手達のような“ウォーシップ・チーム”を聞きに来るのではありません。 私達は冗談半分な、または自己改善についての話を聞きに来るのではありません。 ジミー・フォーロンはもっとましなジョークが話せます。 リーダーズ・ダイジェストの自己改善の話を読む事も出来ます。 私達は、“クリスチャン”ロック・ミュージックによって驚嘆させられる為に教会へ来るのではありません。 それは空しい事です。 それは私達の魂に触れません。 それは私達の口におがくずのような後味を残します。 それは空しく、無意味で、時間の無駄です! 

ある土曜日の晩に、妻と私はサンディエゴの近くのオレンジ郡にある巨大な教会の集会を訪れました。 音楽は耳をつんざくようでした。 それは催眠術にかかったようなものでした。 それは完全なるロック・ミュージックでした。 その音楽は激しい音のクライマックスで終わり、私が今までにあらゆる場所で聞いた全ての音楽を超えたものでした。

そうして人々は出て来ました。 彼らは、ある映画のゾンビのように放心状態でボーッとして、足を引きずって出て来るように見えました。 笑みを浮かべた人は一人もなく、お互いに話を交わすこともなく、また、挨拶を交わすこともなく、余興のために時間を潰し、彼らは一人ぼっちで出て来ました。 デイビッド・ウェルズ博士は、“孤独は、現代の致命的な伝染病である。 これは、断絶されていることから起こる、あるいは定着していないことから起こる、全てに対し一般的な、特にどこにも属していないことから起こる、伝染病である。 それは一人でいることの、周りから注目されないことから成る、無関心な世に流される苦痛である”(David F. Wells, Ph.D., The Courage to be Protestant, Eerdmans, 2008, p. 33)と言いました。

ウェルズ博士は立派な神学者であり、彼の言葉は的を得ています。 “孤独は、現代の致命的な伝染病である”。 しかしその巨大な教会には、孤独への解決策はありません。 そこにあるのは、ロック・バンドだけで、皆、よろめきながら一人で出て来ます。 ドジャーズの野球の試合から出てくるようにです! その解決策は何でしょうか? その解決策は、イエス・キリストご自身を中心にした教会です。 キリストがその答えなのです―ロック・ミュージックではありません。 キリストがその解決策なのです―孤独な人達が集まった大きな群集ではありません! 今日のこれらの巨大な教会が提供してくれるものは何もありません。 何も! 何も! 何も! キリストを中心とする、キリストを宣言する、キリストを崇める教会に解決策があるのです。 解決策は常にイエス・キリストご自身にあるのです。 二世紀末に生きたその若い少年は、そのことを心得ていました。 ですから、“アレクサメノスは、神を崇拝する!”のです。 ですから、“アレクサメノスは、忠実なり!”なのです。

“誇る者は主を誇れ”(コリント第一1:31)。

救いについてはどうでしょうか? それらの“有名な”説教者達が救いについて話すのを耳にしますか? 私は、彼らが全てについて語るのを耳にします! 彼らは聖霊について話します。 彼らは満足感を得る方法について話します。 彼らは達成する方法について話します。 ジョセフ・プリンスという男性がいます。 彼は恵みについて話します。 しかし、誰が救われる方法を説教しているでしょうか? 私はそれを耳にしません! 誰が十字架について話していますか? 私はそれを耳にしません! 誰がキリストの血について話していますか! 私はそれを耳にしません! 

数日前に、キューバに住む一人の哀れな男性から、私は電子メールをもらいました。 これらの説教は、32の言語で二百か国以上の国と地域で読まれています。 ですからこの若者はメールを送ってきました。 彼は、キリストに服従し洗礼を受けたと言いました。 しかし彼の友人の一人が選びについて彼に語りました。 彼はそのことに思い悩まされたと言いました。 彼は選びについて聞き、自分の救いについて疑いをもったと言いました。 私にはそれが理解出来ません! 選びは、あなた方の救いをより確かにさせるべきことだと私には思えます。 救いは、あなた方自身によるものではありません。 それはキリストのみによるものです! アーメン! しかし彼はポール・ワッシャー(Paul Washer)を見始め、ジョン・マッカーサー(John MacArthur)による本を読み始めました。 彼はまた、レイ・カンフォート(Ray Comfort)の説教、“Hell’s Best Kept Secret”も読みました。 そうして彼は、“Amazing Grace”と呼ばれるカルバン主義のビデオを見ました。 これら全ては、彼を困惑させました。 そうして彼は私達に、“罪を悟ることを考え、心の準備ができるような律法について書かれた幾つかの本を、あなたに推薦して頂く事が必要だと思います”と書いてきました。 彼は、“私には律法の深さを理解する事が必要です”と言いました。 私はこう彼に応答しました、

あなたは一度としてキリストの名を上げていない事に注目して下さい。あなたは、イエスの名、十字架上のイエスの御奉仕、あるいは罪を清める彼の血について一言も口に出さず、罪の悟りと律法について長い電子メールを書いています。それは現代の多くのカルバン主義に見られるわなです。あなた方はポール・ワッシャーやジョン・マッカーサーの本を何時間も読みますが、イエス・キリストについて考える事なく、律法について考えるようになった事に注目して下さい。それが、ワッシャー、マッカサー、そしてレイ・コンフォートなどの説教者についての私の苦情です。彼らは、福音よりも律法を宣べ伝える優れた説教者なのです(衝撃的な若者へのメッセージ! ポール・ワッシャーに対する私の反論!)。(ここをクリック)。

そうして私の二つの説教、“キリスト・イエスご自身”と“What Think Ye of Christ? ”を彼に送りました。 彼に必要なのは、イエス・キリスト、その方なのです! そして、あなた方に必要なのは、イエス・キリスト、その方なのです!

“誇る者は主を誇れ”(コリント第一1:31)。

すくいぬしイエスを
   あおぎみれば
おごそかのうちに
   やさしさあり
やさしさあり

ほろびゆくわれを
   あがなわんとて
十字架のはじをも
   うけたまえり
うけたまえり

きみはわがいのち
   またよろこび
おいせまる死にも
   かたせたもう
かたせたもう

イエスに来る事は大変簡単な事です。 古代ローマのあの若い少年がイエスに来ました―ですから、あなた方にも出来るのです!

アレクサメノスは、彼の神を崇拝します! 彼の神は十字架に張り付けにされ、アレクサメノスの罪の報酬を贖う為に苦しまれました。

ロバート・ハイマーズは彼の神を崇拝します! 彼の神は、十字架に張り付けにされ、ロバート・ハイマーズの罪の報酬を贖う為に苦しまれました。

アレクサメノスは、彼の神を崇拝します! 彼の神は、ナザレのイエスです。 彼の神は、アレクサメノスの、そしてあなた自身の罪を償う為に、十字架で死なれる為に天国から降誕されました。 彼の神は、身体ごと死から甦られ、天国にいます御父の右座におられるイエスです。

アレクサメノスは、彼の神を崇拝します! この世は、彼の神はロバの頭をもつ、とからかいます! この世は、イエスを崇拝するが為に、アレクサメノスを嘲笑し笑い者にします。 しかし、彼はもう一つの壁に“アレクサメノスは、忠実なり”と書いているのです。 なぜ彼は忠実なのでしょうか? なぜなら、彼の神イエスは、“わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません”と言われたからです(ヨハネ14:6)。

アレクサメノスは、彼の神を崇拝します。 全てのローマの世は滅び落ちました。 全ての偶像は滅びました。 全ての威厳は消え失せました。 そしてキリストが、コロシアムとパルテノン神殿の全ての廃墟の上に甦られるのです。 

“誇る者は主を誇れ”(コリント第一1:31)。

アレクサメノスは、彼の神を崇拝します。 聖書の預言は、波は荒れどよめき、地震が起こり、月の全面が血のようになり、建物、岩、そして山々は崩れ落ちる、と言っています。 地はやけ尽くされます。 そして人々は恐れの為に岩の洞穴に隠れます。 彼らは全てに間違っており、その少年は正しかったのです。 “アレクサメノスは、忠実なり ”。 あなた方も彼の神を信頼しませんか? イエスを信頼し、自分の全ての罪を、彼の尊き血潮で清められませんか? 私はあなた方がそうするようお祈ります。 主の御名に於いて、アーメン。

(説教終了)
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You may email Dr. Hymers at rlhymersjr@sbcglobal.net, (Click Here) – or you may
write to him at P.O. Box 15308, Los Angeles, CA 90015. Or phone him at (818)352-0452.

これらの説教文書はコピー権で守られていませんので、ハイマーズ博士の許可無く使用
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アベル・プルードホーム氏による説教前の聖書の朗読:コリント一1:26-31。
ベンジャミン キンケイド グリフィス氏による説教前の独唱:
“Majestic Sweetness Sits Enthroned” (by Samuel Stennett, 1727-1795).